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2020.4/7の日記「ミートソース作りは蘇作りに似ている」
今日も今日とて何もしなかった。
ずっと布団の上でうだうだ~っとYoutubeを見ていた。なんてったって今日の講義は2限目だけだったからだ! いえ~い! 2限目の講義もサーバーが貧弱で見れたのは授業が終わってからだったため、うだ~っとし続けた。
しか~し、わたしの脳の隅っこには到底捨て置けない事象があった。それは、昨日買った合いびき肉の存在だ。消費期限が迫っているという理由で30%値引きされたそれは、力尽きた機能の私には処理できなかった代物だ。ただでさえ、消費期限がやばいというのに、これ以上処理を引き延ばしにすることはできない。そう思い立った私は台所に立ったのだ。
ググって一番上に出てきたレシピを参考に買い物し、どれだかわからなくなり、オレンジページのレシピを参考にして作った。買い物したときはウスターソースとケチャップがそれぞれ100mlづつ必要だと書かれていたが、オレンジページにはそんなものは一切書かれておらず、むしろわたしの買ってこなかったベーコンとセロリと白ワインとローリエなどの別の食材が書かれていた。
困ってしまったので、いろいろなレシピを雑多に読んで作って、肉の量がそもそも足りないことに気づいたときに、すべてを参考にしつつ、目分量で作ることを決めた。
一昨日買った玉ねぎが白い汁を出していることにひやひやしながらみじん切りを済ませ、炒めた。オレンジページに砂糖を入れろと書いてあったので、その通りにしたら、みるみる水分が抜けてゆき、飴色の玉ねぎが出来上がった。
「これが……メイラード反応……!」
本当かどうかはさておき、キャラメリゼするというレシピの文言に疑問を抱いていたが、炒めている最中に料理マガジンでよく見る文字列が脳裏に浮かんだので、矢っ張り手を動かすことが大切なのだな、と思いました。(小並感)
ひき肉を炒めている最中に染み出す油の量にドン引きしつつも、順調に炒めていった。油めっちゃ出ない? そりゃあれでラードも作れるよ。合い挽き肉であれならそりゃ豚肉単体だったらそりゃもうすごくなるよね。あと全然関係ないけど逢引き肉って誤変換、ちょっと字面の赤々しさがすごいね。
そしてホールトマト缶をフライパンにぶち込んだとき、そのままの姿のトマトがずるっと出てきてドン引きしてしまった。ホールトマト缶のほうが良いと書かれているレシピに書いてある「潰すのが面倒でなければ」という一文にトマトが滑り出てから気づく間抜けさをどうか笑ってほしい。マジでビビった。泣きながらトマトを潰した。
まあ後はぐつぐつ煮込みました。煮込んでいる最中は永遠に終わらないかと思えた作業。しかも煮詰め、焦がさないようにかき回し続けるこの感じ、「蘇」だな……?
ミートソース作りは蘇でした。蘇。最近聞きませんね。春休み終わったからかな。
出来上がったのがこちら。実物と写真ってどうしてこうも違うんだろう……。写真で見る料理風景、なんか汚らしくないですか?
味は普通においしかったです。初めて作った割にやるじゃんわたし~ただ、若干味が濃かった。
そしてこれを作ったわたし、大変なことに気が付く。これ、いったいどうやってたべるんだ?
我が家にはこのミートソースを作ったフライパンしかなく、パスタを茹でる鍋がない。ドリアを作ろうにも米を炊いていない。困った私は芋をふかした。
ポテトグラタン。おいし~
書いてて思ったけどどうせ冷凍するんだから小分けにしたりこの器に移しておくなりすりゃよかったじゃんね。
それはさておき、ミートソースの主役ってほぼ肉じゃなくてトマトでは?と感じながらミートソースを作りました。そして、肉汁の赤さやばい。すごくきれいな赤色。すごい。透き通ってるし。中世ヨーロッパ(概念)で出せば賢者の石として崇められるような代物だな~と思った。
そして今、大匙1と2分の1を小さじ6だと勘違いしていたことが判明した。通りでしょっぱいわけだよ。
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