甦る大島弓子

非常に個人的な思い出で、
しかもささいな思い出なのだが、
最近「綿の国星」の
白泉社文庫版を入手して、
お目当ては4巻だけなのだが、
4巻だけ買うわけにもいかないので、
1~4まで揃えた。

その4巻の中に、
「ギャザー」というエピソードがあるのだが、
そういえば発売当時に、
その中の一コマのセリフを
「誤植じゃないかな?」
と思っていたことを思い出した。

それはそのエピソードの脇役に、
トラマルという近所の猫が出て来るのだが、
そのトラマルのことを主人公のチビ猫が、
「トラマン」と呼ぶ場面だった。

これは誤植なのか、それとも、
大島弓子なりの考え尽くされた伏線なのか、
ささいなことにまでこだわっていた僕は、
当時色々考えて悩んでいたなと思った。

それはストーリーの本筋とは、
全く関係のないセリフだったので、
結局その後うやむやのうちに、
忘れてしまっていたことだった。

今回別の版の「ギャザー」を入手して、
当時の単行本と比べたら、
やはり誤植でした。

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