映画に隠されたメッセージ

2017年のFacebookでの回想

少し時間ができたので、
ここ数日に自分でアップした、
Facebookの記事を読み返していたら、
5/20の記事で、
一日のうちにいましろたかしのマンガの本と、
温泉施設に置いてあった雑誌の記事で、
「ドラゴン・タトゥーの女」についての
記述を見つけ、何か偶然を超えた、
メッセージのようなものを感じて、
5/23にはそのDVDをレンタルしてみた。

そして5/24、会社でちょっとした事件が起こり、
僕はその夜眠れなくて、
明け方にレンタルしていた
「ドラゴン・タトゥーの女」を見た。
そのまま会社に出社して、
5時間後にはその会社を辞めていたのだ。

この一連の行動というか出来事において、
「ドラゴン・タトゥーの女」という作品は、
重要なポジションを占めている。
それは僕にとっての
何かの重要なメッセージである、
という考え方をしようとすればできる。
この考え方というのも、
実は映画から学んだものだ。

フランク・キャプラの
「素晴らしき哉、人生」という映画で、
主人公のジョージ・ベイリーが、
少年時代、薬局でアルバイトしているのだが、
店主のガウワーさんが
息子の病死によって気が動転してしまい、
子供用の処方箋に誤って毒を入れてしまうのを目撃する。

ジョージはそれに気づき、
どうやってそれを回避しようかと葛藤するのだが、
その時薬局に貼ってあるポスターに
「お父さんに相談してごらん」と書いてあって、
それを見てベイリーは自分の父親に相談して、
ガウワーさんの一件を解決する。

後に成人したベイリーは
あるトラブルで失意のどん底に落ち、
自殺を決意するのだが、
そこにベイリーを担当している二級天使が現れて、
君の存在はこの世になくてはならないものなのだよ、
と言って、もしベイリーがいなかったら、
という世の中を見せる。

その世界ではガウワーさんは
子供を毒殺したという罪で刑務所にいれられていた。
その他色々な世界の変化を見て、
ベイリーは「自分の人生は必要だった」と気づき、
「元の世界に戻してくれ、もう一度生き直したい」と願う。

というようなストーリーなのだが、
この「素晴らしき哉、人生」は、ウィキペディアでは
「アメリカでは不朽の名作として
毎年末にTV放映されることから、
それまでキャプラを知らなかった若い世代から再評価され、
今ではクリスマスにこの映画が流れるのは定番となり、
アメリカで最も親しまれた作品としてよく知られる映画だそうである。
現在、パブリックドメインとなっている。
アメリカではどの大学の映画学科でも、
この映画を必ず見せて、学生の指針としている。」
と解説されている。

ヴィム・ヴェンダースの
「ベルリン天使の詩」の中でも、
人間には見守ってくれる天使がついていて、
時にはその天使が人間になって、
地球上で一緒に暮らしている、
というような設定が出てくる。
そして、かつて天使で、
今は人間になっている人として、
「刑事コロンボ」のピーター・フォークが、
本人役で出演している。

僕もこじつけにならないように、
慎重に検討してはいるが、
何かこの天使のような存在が
いるような気がしてならないのである。

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