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小嶺麗奈と「残穢」

これは5年前の2019年に書いた文章です。

今、小嶺麗奈が
大変な事になっているが、
この事件には、
僕が数年前から密かに考えていた、
「重要な事件には
オカルト的な要素が関っている」
という仮説と少し通じるところがある。

僕がこのような仮説を
持つようになったきっかけは、
小野不由美の「残穢」という、
ドキュメンタリー形式の小説なのだが、
「残穢」という小説のあらすじは、
東京のあるマンションで起こった、
不可解な現象について
調査を進めていくと、
そのマンションが建っている土地では
数十年前から
不可解な現象や
事件や事故が頻発しており、
それらの現象について調べると、
最終的に九州の炭鉱で起こった、
落盤事故にまで行きつく、
というようなものだ。

僕はこの小説の
綿密な調査と緻密な構成に
すっかり魅了されてしまい、
それ以来、重大事件は、
オカルト的な要因によって
起きているかもしれないと思っている。

その仮説に基づいて
「大阪美人姉妹殺害事件」や、
「宮崎勤事件」
「江東区神隠し事件」などについて
少し調べてみたのだが、
それ以外にも
「秋葉原通り魔事件」や
「座間9遺体事件」なども
このジャンルの案件ではないかと思っている。

それで小嶺麗奈だが、
小嶺麗奈のデビュー作は
「水の中の八月」という映画だ。

この映画は福岡市博多区出身の
石井 聰亙が監督し、
福岡市が全面的に協力して、
オール博多ロケで撮影された。

そのため僕の知り合いも、
何人かこの映画に関っている。

その「水の中の八月」の
あるシーンが博多区の大博町で撮影された時、
出演者の小嶺麗奈の耳元(頭の中?)に、
「私の首返してよ」という声が
聞こえたというのだ。

もちろん小嶺麗奈は知らなかったのだが、
というか、福岡市に住んでいる人でも、
ほとんどの人は知らないと思うのだが、
大博町の近くには、
「福岡美容師バラバラ殺人事件」の
被害者の美容師の遺体が、
解体された美容室の事務所が
入っていたマンションがあるのだ。

福岡美容師バラバラ殺人事件が起きたのは、
1994年の3月頃、
そして「水の中の八月」が撮影されたのは、
1994年の夏頃、
その後小嶺麗奈が、
どのような経路をたどって、
2019年に逮捕されたのかはわからないが、
「水の中の八月」の撮影の時に
何かの「死穢」に感染し、
長い潜伏期間を経て、
この事件として発症したというのは、
ちょっと出来過ぎだろうか?

ちなみに福岡美容師バラバラ殺人事件の
被害者の頭部はいまだに発見されていない。


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