僕の最近の仕事遍歴

僕のこれまでの人生は転職の繰り返しで、常に職探しをしている人生であった。というか今も無職なので、職探し中といえば職探し中である。

2013年頃にも、ある仕事の面接に行った。
それは、その少し前に話題になっていた、
「震災等緊急雇用対応事業」のひとつで、
東日本大震災とはまったく関係ない、
海外から日本に紛れ込んできた害虫のセアカゴケグモを、
福岡で駆除する、という仕事であった。

別にそんな時事ネタの取材をするために
この仕事の面接を受けたわけではなく、
次の仕事の依頼まで少し間が空きそうだったので、
短期でスパッと終わる仕事があるなら、
やって少しでも稼ぎたいと思ったからである。

5人の募集に対して11人が応募していたようで、
面接の結果、僕は不採用となったが、
行った先はごくごく普通のカタギの会社。
どういうしくみで、
こういう会社に不明瞭な公金が流れるのかは、
とても興味があったが、
面接でそんなことを聞いたら確実に落とされると思い、
聞きたくてうずうずしていたが我慢した。

それにしても、東北で起きた震災の復興のための予算が、
福岡の害虫駆除のために使われているとは、
どんなカラクリになっているのだろう。
蓮舫でなくても追及したくなるではないか。

これまでにも、NHKや郵便事業会社など、
なんとなく、お金は天から降って来る、
と思っているような人が多い会社で働いたことがあるが、
そういうところに勤めている人の感覚は、
どこか僕の理解を超えているところがある。

逆に一杯400円くらいのそばを出前する店や、
棚一杯のパンを売っても儲けは4000円くらいというコンビニなど、
効率悪く小さなお金を稼いでいる店などでも働いたが、
そういう店の経営者の、アルバイトの人間に対する、
非人間的な扱いというのも僕の理解を超えていた。

最近も、コンビニ帰りの若いお姉ちゃんを、
問答無用で背中から刺して殺して、
わずかばかりのお金が入ったバッグを奪った、
17歳と18歳の二人組の少年の事件があった。

また、生まれたばかりの子供を殺して、
児童手当てを不正に受け取り続けていた親や、
死んだ親がミイラになるまで布団に寝かせておいて、
高齢者手当てをずっと受け取り続けた人たち、
生活保護を不正に受給している人たちなど、
お金に対する感覚が明らかに麻痺している人についての、
報道を目にすることも多くなってきている。

このような「倫理観の欠如」は、
どうやって形成されていったものなのだろうか?
中国人はズルいとかセコいとか言っているが、
日本という国も結構なところまで来ているぞ、と、
勝手に憂国している。

本当に誰にも迷惑をかけずに、
正直に、清廉潔白に生きようと思ったら、
ホームレスになって空き缶でも集めるしかないのだろうか?

これが2013年頃の僕の見解である。その後、2015年頃に熊本に引っ越して、その後の仕事遍歴は、

①電気工事士の見習い(僕を指導する立場だった26歳の「先輩」が全く仕事の段取りを教えてくれなかったため、会社に相談したら「じゃあ辞めますか?」と言われて退社、約3ヶ月)

②ゴミ収集の助手(一緒に組んでいた「先輩」が、僕が大卒であることを理由にネチネチと嫌がらせをしてきたので、ある時怒鳴りつけたら殴りかかってきて、そのままその「先輩」は逃走、僕もしばらくして退社、約2年)

③マンガミュージアムの蔵書管理(1年契約で円満退社)

④レンコン農家の手伝い(約2ヶ月の短期)

⑤高齢者向けのお弁当の宅配(1年経った時、母の介護のために退社)

そして現在は無職である。

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