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学びの環境

今朝の #こえのブログ

サンデーうぇぶりというアプリで
いくつか漫画を読んでいます。

その中で、今ハマっている作品のひとつが
『銀の匙』(作・荒川弘さん)です。


作品を読んだことがある方はわかるかと思うのですが、今読んでいるのはちょうど

実習でお世話した豚(豚丼)が出荷されることとなり、自分がアルバイトしたお金でその肉を全て購入し、ベーコンを自力でつくり終えたところ。

「答えのない問」に向き合い続けた結果、
答えのある数学に惚れ惚れするコメディシーンで先週更新分は終わりました。


・答えのない問

・学ぶことの楽しさ


刺さったトピックスとしては、この二つが大きかったのですが、本日は後者について書こうと思います。


彼はもともと中高一貫の進学校にいて、
とても勉強を頑張っている少年でした。

しかし、思うように成績を残せず。

親の期待に応えられない、
優秀な兄のようにはなれない

そんな重圧から逃れるべく、
高校はそのまま進まず全寮制の農業高校へ進学することを決めるところから物語ははじまります。


そんな彼が回想する
「あの頃は勉強が楽しかったんだ」が
指し示す過去が、どのくらい昔のことなのかは
現時点ではまだわからないのですが……


「勉強」が

面白いものになるのか、好きなものになるのか
嫌いなものになるのか、怖いものになるのか

それは、環境の影響が大きいように思います。


その環境として、日本の学校教育がベストの姿をしているかというと、そこは疑問です。

先生の努力云々ではなくて、システムに問題がありだと思っています。
これを勘違いして、叩かれていたり、労働時間を延ばされている先生を気の毒です。

そもそもそれを、学校教育に丸投げするということに違和感です。


ともかく、今の学校教育は、子どもが「勉強」を楽しいと思えるようなシステムにはなっていない。

これまでの歴史が作り上げてきた学校教育における「勉強」のイメージを甘んじて受け入れるのではなく、どこまで環境を変えてあげられるのかは、親の努力にかかっていると思います。


もちろん、塾に通わせようとか、公文式に行こうとか、そういう話ではなくて。


勉強に対して、どんなスタンスで子どもがいられるのか、そのより良い環境をつくることが、親にとって子どもの学習における一番の仕事なのではないかと思いました。


つまり、親自身が勉強に対して
どのようなマインドやスタンスを持っているのかが、そのまま影響すると思ったのです。


先日、私が主催する #あいあむの話 でお話ししてくれた方のひとりは、

親御さんが一緒に勉強をしてくれたことが今の「勉強好きな自分」をつくったということをお話してくれました。

それは、とても理想的なことだと思いました。


最終的に、

子どもが何に興味を持つのか、何に一生懸命になれるのかは、その子次第です。

それは、その子の人生なのですから。

とはいえ、私たち親の立場にある人が何をもって接するのかで、方向は全く変わっていくと思います。


道標を示すのも、ガードレールで道を固めるのも違うのかもしれない。

より美しい芝生が育つように、より美しい花が咲くように、可能な限り広い土を懸命に耕すこと。

それが、親としてやるべきことなのかなと思いました。


一生懸命になれることはなんだっていいし、たった一つでもいい。

ただ、どんな事柄にも、興味をもって話に耳を傾けられるように、耕してあげたいなぁ。





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