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読書感想文: 『ミ・ト・ン』

6月に京都へ編み物旅をしてきたのですが、
その時に購入した本を読み終えました。

旅の思い出に選んだ本は、
小川糸さんの「ミ・ト・ン」。

念願の編み物旅だったので、
記念に編み物が出てくる本を買いたかったのです。

ラトビア共和国をモデルにした国のお話で、
マリカという女性の一生を綴った物語。

派手さはないけど、続きがどんどん気になって、
一気に読んでしまいました。

これから読む人にも、私が感じた静かなわくわくを感じて欲しいので、本の内容に触れるのはやめておきますね。

だけど私もマリカのように毛糸とおしゃべりしながら、編み物を楽しみたい。
そう思いました。

うまく編めないときはイライラしたり、
早く完成させたくて、焦ったりすることもある。
だけどそんな時こそ、毛糸の声を聞きながら、
編み物したいものです。

窮屈なところはありませんか〜?
のびのびリラックスできてますか〜?
どんな編み地になりたいですか〜?ってね。

本を読んでいて、ラトビアのミトンって素敵だなって思いました。
だけど今の私には、とても編めそうもありません。
だって複雑な模様を綺麗に編む技術も、
精神的な余裕もないから。

だけどいつかはチャレンジしてみたいな。
だってあのマリカだって作れるようになったんだから。
本当に作りたいと思えるような日が来たら、ね。

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