そうだ、風呂に入ろう
いつもより早く家に帰ってこれた日は
風呂をためる
仕事でアホほど汗をかいた日は
風呂をためる
引くほど寒かった日は
風呂をためる
なにか嫌なことがあった日は
風呂をためる
お給料日も
風呂をためる
"風呂は命の洗濯だ"
ぶっちゃけ意味はわからない
別に風呂に入ったところで身体が綺麗になって
身体が温まって汗をかくくらいだ
しかしまあ
なんというか
どうしてこう
風呂というのは
居心地がすこぶるいいのだろう
スーパー銭湯や温泉では満たされない満足
それが家風呂
スマホをジップロックに入れ
好きな音楽やラジオを流し
ぼーっとしているだけで何故か幸せ
そしてなにより
顔以外を全て湯に浸けぼーっとするのが好きだ
自分の身体が湯に溶けていくような感覚
まるで全ての境界がなくなりひとつになるような感覚
"生と死"の概念がなくなったような感覚
たまらなく好きだ
しかしうちの風呂はとても狭い
体を丸め顔だけを湯船から出してる様は
傍から見たら酷く無様でまぬけだろう
かまうものか
うちの風呂だ
俺が王様だ
ここは誰にも侵略されない
俺の俺による俺のための場所だ
そろそろ湯も溜まった頃だ
よし、風呂に入ろう
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