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大学時代 バイトを辞めた後の2ヶ月間

スーパーのアルバイトをやめた後

1年5ヶ月続けたスーパーの鮮魚売場でのバイトをやめた後、精神的に楽になった。しかし、しばらくバイトでのトラウマや生活リズムが崩れたりと元気を無くしていた。大学3年目の5月末、大事な時期である。

他のバイトを受けようにも中々採用してもらえなかった。とにかくバイトで生活費を増やしたい、エレキギターが欲しい、などと頭の中が凡ゆる思考で渦巻いていた。今となっては心の整理ができるようになった方だが、学生時代は色んなことを気にしすぎて心の整理をするのに時間がかかった。

そんな時、普段絡まなかった学部の友達と絡むようになった。自分の心の支えになっていた。また、部活動ではビッグバンドジャズをしていたが、ギター科の後輩が苦戦しているとわかって、上級生の自分が期間限定ではあるが後輩のバンドに参加していた。普段とは違った雰囲気を味わえた事が気分転換になっていた。

バイトを辞めてから2ヶ月がたったある日、駅周辺の小さな薬局で飲料を購入しにお店に入った。そこにアルバイトのチラシが窓際に貼ってあった。時給もスーパーよりも少し高く、働きやすさを感じた。バイトをしたいと定員に話、後日履歴者を持参したところ即採用された。

商店街の薬局で新たなバイトが決まる

薬局でのバイトで、初めてレジ打ちを行った。最初はお金を扱うのに多少の抵抗があったが、すぐに慣れた。また、店内は洗剤や石鹸などの良い匂いが溢れ、店内の有線では最近流行りの曲が流れていた。店員さんも気の良い人が多く働きやすかった。

その薬局は1年後に経営不振となってしまい、1年2ヶ月で辞めることとなってしまったが、自分にとって思い出深いバイト先となった。


‥大学卒業から3年3ヶ月後、その薬局は惜しまれつつ閉店した。思い入れのある場所が消えてしまうというのは悲しいものだ。今は某コンビニとなっているが、元々薬局内で調剤室だった場所は当時の名残なのか別の調剤薬局になっている。

スーパーの鮮魚売場ではなく、その薬局でバイトをしていれば大学生活がもう少し違っていただろう。

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