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飲食店だからこそテクノロジーを。自社エンジニアチームに話を聞く

こんにちは。広報のなおです。

クリスプはカスタムサラダ専門店ですが、テクノロジーに注力して、自社にエンジニアがいるのをご存知でしたか??しかもクリスプAppも自社開発なんですよ。クリスプのテクノロジーを掌る会社、その名も株式会社カチリです。私が初めて知った時は「なんで飲食店なのにエンジニアがいるの?テクノロジーを使う必要性って?」と釈然としませんでした。その真相を聞いてみたくて、今回はカチリのエンジニアとセールスチームに色々聞いてみました。

まずはインタビューに答えてくれた2名のエンジニアをご紹介します。

一人目 しょうさん 2019年5月カチリに入社

前職は食品メーカーの営業で、自らプログラミングを習得してクリスプに入社。

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カチリの入社きっかけは?

元々日本の食品メーカーで営業をしていて、イギリスにいました。ヨーロッパの外資食品メーカーと合同プロジェクトに携わった際に、業界規模が日本の規模と全然違うことに驚きました。大手の外資メーカーは膨大なデータを使い、テクノロジーにすごい強かった。日本でも、食品×ITの「フードテック」がここ数年騒がれていますが、日本はテクノロジーの活用が遅れているのは事実だと思います。日本でもテクノロジー導入の理解と、どうテクノロジーを活用するかが飲食業界でとても大切だと感じたんです。そんなフードテックに携わる企業にいきたいと思ったのがきっかけです。

二人目 こうすけさん 2018年6月カチリに入社

入社当時から幅広い領域で活躍し、細かい作業までこなしていたそうです。

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入社のきっかけは?

最初の興味は、飲食店なのに自社でアプリを作っている面白そうな会社だなと思ったことです。自分が25歳の時に将来を考え直す時期があり、そこで独学でエンジニアの勉強をしました。未経験でエンジニアとして採用されるのはとても厳しいんですが、ひろしさん(クリスプCEO)と面談して、この人と事業を一緒にやってみたいと思ったのと、入社前はサービスを考えて作成していく段階だったので色々な事に対してゼロから挑戦できそうだし、エンジニアとしても成長していけそうだと感じたからです。また、開発支援をしていただいていた、まちいろの蓮田さん(カチリ取締役)と話しをして、一緒に働きたいと思い入社しました。今思えばエンジニア未経験ながらも採用してもらい、チャンスをいただけたと感謝してます。 実は入社までクリスプのサラダを食べたこともないし、クリスプの存在も知らなかったんです(笑)

今、手掛けているプロダクトを教えてください。

しょうさん:今、「クリスプApp」というスマホ用のiOSアンドロイドに対応したアプリと、その名も「PLATFORM」というWeb上でログインして顧客管理ができるモバイルオーダーシステムの2つがあります。今は別々ですが、この二つを統合させたものをゼロから構築し、秋にリリースする予定です。今、この構築にかなりの時間を費やしています。

その「PLATFORM」ってどんなものなんですか?

こうすけさん:お客様はWeb上でログインして、事前にオーダーします。オーダーしておけばお店で並ぶことなく、決済もPLATFORM上で完了しているので、商品を受け取るだけの手軽さです。

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注文を受け取った現場では、オーダーしたお客様が何回目のご来店で、以前は何を頼まれていたかなど、その蓄積した情報を店頭のスタッフが簡単にみられます。「前回頼まれた、○○はどうでしたか?」「今日はいつもと違う○○なんですね」など、接客を一人一人のお客様に合わせ、パーソナライズされた対応ができます

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クリスプでは「Be a good neighbor(良き隣人になろう)」という考え方があって、ひろしさんの思いとしては飲食業をしている人はみんな仲間。このシステムを使って、クリスプだけではなく、他のレストランでも顧客体験を向上させて、ファンを増やして欲しいと考えています。だから、普通は安価で提供できないこのシステムを、たくさんのレストランに使ってもらいたいと、とても安い価格で提供しています。

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「PLATFORM」の開発でこだわってるところは?思ってることは?

こうすけさん:正直、PLATFORMを開発しようと言われた時は、新規開発は初めての経験だった事もありいっぱいいっぱいで。(笑)自分が手掛けたプロダクトが世の中に広がるのは面白そうと感じましたし、ワクワクした覚えがあります。現状のPLATFORMで自分が力を入れていたところは、文字の大きさ、エラーメッセージの表現の仕方、UX(ユーザー体験)の向上のためにモバイルオーダーの動作です。新PLATFORMでも同じようにこだわっていきたいと思ってます。また、かっこいい・スマートなデザインを表現するためにUI(ユーザーの使い勝手)の作り込みに関してはこだわっていきたいと言う気持ちが強いので力を入れていきます。

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しょうさん:お客様との接点となるUI(ユーザーの使い勝手)・UX(ユーザー体験)に比重を置いています。機能面では現状、基礎となる機能の開発が中心ですが、拡張性を持たせた開発を行っています。
機能面の開発では現場の人たちがいかに接客をしやすく出来るかを常に考えています

どうしても他社さんのシステムだと、お店のオペレーションで"効率化"や"省力化"を考えたものになってしまいますが・・・。もちろん、お店の売上を上げるためにそれも必要ですが、私たちが提供するシステムはお客様がそのお店のファンになってもらうことを目的として開発しているんです。この視点も本当に面白いと思っています。現場のスタッフさんとお客様の繋がりをどうシステムを通してサポート出来るかを常に追求しています。

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お客様との接点を大切に考えるクリスプ。クリスプの企業ミッションである、
熱狂的なファンをつくる
笑顔を広げる
楽しむ

を具現化しているシステムだということがわかりました。そんな飲食店のクリスプが考えたアプリだから、現場スタッフも使いやすんですね。

次回はそのPLATFORMの伝道師、セールスチームに話を聞きます。