見出し画像

タイトル負けと、タイトル勝ち。あるいはタイトル引き分け。

やたらと意味深なタイトルに惹かれて
ちょっと手に取ってみたものの
つるつるとそうめんのように読めてしまい
味も薄ければ腹持ちも悪い
という本がある
それは悲しい

あまりにも軽率なタイトルがついているので
ひとつ恥をかかせてやろうなどと取り組んでみると
これが意外に深謀遠慮に満ちみちていて
滋味深いものだった
ということもある
これも悲しい

人間にとってちょうどよい顔つきがいいように
本もまた、ちょうどよいタイトルであるべきだ
軽んじさせず、裏切らず
La Divina Commedia
悪くないね
日本語版の神聖喜劇というのも
ロックだ
キッチン
ポップ!
史記
クール!
As you like it
なんという軽やかさ!
ま、それこそ、お気に召すまま
べきだ、なんていってみたけど
本なんて読まないから
タイトルなんてどうでもいいんだけどね
スタバ寄って帰ります
それでは、また

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?