ヴァイオレットエヴァーガーデンを観た

Netflixでヴァイオレットエヴァーガーデンというアニメを観た。このアニメはアニメ放送当時２話まで視聴して自分に合わなそうだったので切ったアニメだったのだが、最近は暇すぎて色々な映画を観ており、アナタへのおすすめで出てきたので勢いで再度観てみた。

今回は１３話（最終回）までイッキに観たのだが、結論からして普通に面白いアニメだった。ヴァイオレットの成長も思ったよりもテンポが良く、伏線回収もしっかりするし当時想像していた内容と大分異なるものだった。

短編小説のような１話完結の短いストーリーで構成されており、本編の話や伏線も同時に進行するのでワンクール完結アニメの構成としはかなりしっかりと作り込まれている印象を受けた。

手紙の代筆屋という設定が斬新で面白い。ストーリーは少しベタな感動路線すぎるので個人的には好みではないが構成の巧みさに引き込まれた。

９月１８日に劇場版が放映されるということなので、観に行こうかと思ったが、YouTubeのPVを見る限り、おそらくアニメ版の総集編的な映画だと思われる..。この手の映画ってまどマギとかでもやっていたが、よほど原作のファンでもない限りは見に行く人はいないんじゃないかと思うが、それでも興行的には十分利益が取れるのだろう。（ただこの映画は、京都アニメーションの作品で事件後にコロナでの延期もあったので、そういう諸事情も考慮すると成功して欲しいなと思う。）

ストーリーはあってないような作品なので続編は作りやすいだろう。ヴァイオレットが旅先きで出会う人々や巻き込まれる事件など、劇場版の尺でも本を書きやすいと思うのだが、正式な続編のアナウンスもアニメの最後には出ていたので、そっちに期待したい。

ライトノベル原作なのでラノベでの続編にも期待したい作品である。

エスジェイ