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あひるの空アニメを観た

あひるの空のアニメを20話くらい一気に観た。漫画は高校生の頃に読んでいたが、一度も読み返してないので細かい内容はほぼ忘れていた。

バスケ漫画としてはかなり面白いと思う。スラムダンクの後のバスケ漫画なのでスラムダンクと比較されてしまうのは宿命でもあるが劣らない面白さはある。

あひるの空の面白さはやはりキャラクターにある。スタメンメンバーはもちろん、脇役も良い味を出している。

アニメを観て感じたことは、バスケットは観る側の知識がかなり問われるスポーツではないかということだ。

フォーメーションとか戦術とかを細かく説明するのだが、具体的に何をやっているのかが良くわからない。

バスケは部活動だとメジャースポーツの部類で、野球とサッカーに次ぐ人気である。ゆえにメジャーな印象が強いが競技の内容はかなりマニアックだといえる。

野球やサッカーほどプロリーグが盛り上がってない理由のひとつはルールの難解さだろう。とにかく観ていて玄人でないと分かりにくいと感じる場面が多い。

そういう意味では野球やサッカーは本当に良くできていると思う。ゲームでもパワプロが出る度にバカ売れするのも分かる。野球やサッカーは見た目の複雑さがなく観戦しやすい。

ボクシングが世界的なメジャー競技なのに対してキックボクシングが世界的にマイナー競技なのも同じ理由であろう。観戦するとなるとイマイチ見栄えがよろしくない。

あひるの空に話を戻すと、序盤のヤンキーを集めて本格的にバスケしていくみたいな流れは面白いのだが、実際にバスケの試合になると少しついていけなくなる。

バスケは日本ではメジャー競技なので競技人口も多いし、体育の授業でやったことはあるという人は大半だろう。

なので試合を見る需要も一定数あるとは思うが、試合以上にスポーツ熱、青春といったところにフォーカスが当たらないと玄人にしか響かなくなるというのも事実だろう。

スラムダンク以前にはバスケ漫画は売れないというジンクスがあった。その理由は先述した通りにバスケの観戦しにくさにあるのだろう。

観戦しにくさはスポーツ漫画の題材のしにくさにも直結するだろう。

そういう意味でもスラムダンクは改めて偉大だとも感じれた。高校生の頃にあひるの空を読んだとき以上にスラムダンクとの差も感じてしまったのも事実だ。

それでも20話一気に観れるくらいに面白い作品であることは間違いないので、最後までアニメは追って行こうと思う。

エスジェイ

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