ゴマすり野郎

私はどちらかと言うと役職が高い人間とのコミュニケーションが得意だ。
社交的に振る舞うため、気に入られるケースが多い。
ただ腰巾着的なゴマすり野郎と思われたことはない。
絶対に一定の距離を保つからだ。

派閥に属したことはない。
ただ孤立することもない。

独自の立ち位置をどの職場でも取ってきた。
出世欲がないため、
ゴマをする必要もないし、
自らの力で結果を出してきたつもりだ。

ゆえに囲い込もうとしてくる奴は多い。
だが根本的に多くの人は裏切ると確信しているので、
乗っかる気はない。
誰とでも仲良くできるが、
親友以外に心は開かない。

いつも思う。
ゴマすり野郎はなぜ使えそうな人間を味方につけようとするのか。
手柄を横取りしやすいからだろう。
そうすると知らず知らず孤立していくことを知らずに。
薄っぺらい関係では信頼は生まれない。
あなたのために働いてくれないよ。
ゴマをするのだって自分のためだろう。
そんなことはバレバレだ。

手柄はどうぞ差し上げます。
ただゴマすり野郎は信じません。