【ノートルダム橋】
2024年パリオリンピックまで残り約3か月となりました。パリで五輪が開催されるのは今回で3回目!
2024年オリンピックは開会式がセーヌ河で開催されるとあり、河岸から豪華
なパレードを楽しむ観客の熱気で溢れそうです!
そんなパリオリンピックにちなみ、今回はセーヌ河に架かる橋、“ノートルダム橋”をご紹介します。
ノートルダム橋はセーヌ河の右岸とシテ島(セーヌ河にある島)を結ぶアーチ橋であり、全長105メートル幅16メートルを誇る大橋です。パリ初の橋はこの場所に架けられたと言う事でその歴史はローマ時代に遡るほどに深く、866年にはノルマン人の攻撃を受け破壊されるなど、時代を映すように何度も崩落しては架け替えが行われた背景を持ちます。
今でこそ鋼鉄と石で造られているノートルダム橋ですが、15世紀に存在していたのは木造橋であり橋上には豪華な住宅が建てられた記録が残っています。しかし1499年、パリは洪水に見舞われ橋は崩落。甚大な被害を受けた後に、建材を石に変え石造りの橋が完成しました。
石橋の上にはそれまで同様美しい家々が立ち並び、また店が構えられ、当時の人々の華やかな暮らしぶりが伺えます。しかしその後も水難事故が多発。洪水に加え不衛生という理由からフランス革命直前に橋は撤去されてしまいました。
1914年、船の航行を考え橋は現在のアーチ橋に姿を変え、美しい街並みに溶けこむランドマークとしてパリの都を下支えしています。
フランスの世界遺産であるセーヌ川には、ノートルダム橋の他、イエナ橋やポン・ヌフ橋など右岸と左岸を繋ぐ架け橋がいくつかあり、エッフェル塔やベルサイユ宮殿、ルーブル美術館、また石畳の美しい街並みが訪れる人々を魅了します。
2024年夏季オリンピック!スポーツの祭典を楽しみつつ、歴史漂う街並みに想いを馳せるのも楽しそうですね♪
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