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サンショウバラ

初めてサンショウバラを見たのはもう30年くらい前でしょうか。
箱根の外輪山をトレッキングしていた時だと思います。
辺りが緑の中でピンク色の花が数個。妙に目立って咲いていました。
帰ってから調べてそれがサンショウバラだと知りました。
驚いたことに自生のものは神奈川県と山梨県と静岡県の富士山周辺にしか咲いていないという固有種だということを知りました。
その後、箱根湿性花園という箱根の植物園で結構咲いているのを見て、しばらくは毎年サンショウバラを見るために行っていました。
ちょうど梅雨入り直前頃が見ごろだったので天気を気にしながら、予報で明日は晴れるとなるとそれじゃあサンショウバラを見に箱根に行こうという具合でした。
箱根町の花にも指定されていて、別名「ハコネバラ」とも言われているようです。サンショウバラという名前よりも固有種っぽくていい感じです。
そのサンショウバラですが、先日散歩していたら、空き家と思われる手入れされていない家の横の空き地のようなところに一つだけ咲いているのを発見しました。

空き家と思われる民家の隣の空き地で咲いているサンショウバラ。

箱根では梅雨入り直前頃が見ごろだったので、今咲いているのはサンショウバラではないのでは、とも思いましたが、この山椒に似た葉っぱは間違いなくサンショウバラです。
当然これは苗を買って植えて育てたものと思いますが、その主はおられるのでしょうか。
サンショウバラは咲いていますよ。

コロナ禍で3年ほど箱根湿生花園に行ってませんでしたが、急に行きたくなりました。
今年の温かさで箱根でもすでに咲いているのかな。


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