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忖度なし!クレアール公認会計士講座を受講中の受験生が本音暴露します(24年4月追記)

こんにちは。
公認会計士を目指して勉強中のクレぴこです。
今日は私が受講中のクレアール公認会計士講座について、忖度なしで本音を暴露したいと思います。
これから公認会計士講座を受けようとしている人の参考になれば幸いです。

また僕が受講する講座を選ぶ際にかなり参考になったサイトも合わせて紹介します。

<参考>
クレアールの公認会計士講座の評判は?口コミや料金体系まで実態を調査!


クレアールの教材と学習方法

忖度なし!クレアール公認会計士講座を受講中の受験生が本音暴露します

初めに、クレアール公認会計士講座の教材と学習内容を紹介します。
ちょっとだけ主観の入った評価有りです。

<1>非常識合格法

非常識合格法とは、クレアール公認会計士講座の謳い文句であり、「合格必要得点配点範囲」に徹底的に絞ったカリキュラムに沿った、クレアール独自の学習方法です。

公認会計士試験では、本番試験で満点を取らなくても、合格ラインである7割前後の問題が解ければ合格できるようになっています。
そのため、こうした試験の特性を踏まえ、勉強する範囲を出題頻度・重要度の高い内容に絞っているのが、クレアールの非常識合格法です。

テキストは非常にコンパクトで薄いので、正直、これで大丈夫か?と思うほどです。
内容は、試験範囲の論点を網羅しているとは到底言い難いですが、確かに過去の出題実績論点と頻出度等の分析から重要論点が絞り込まれているので、そこだけ正確な知識を記憶して、試験で落とさないように確実にものにするためにはいいかもしれません。

教材のボリュームが多いと、マスターし切れなかったり、繰り返し復習する時間がなかったりします。
非常識合格法は科目別の必要勉強時間の短縮にもなるので、効率的に勉強できると言えます。

私は仕事しながらの勉強なのであまり時間がないですし、記憶力にもあまり自信がないので、全部覚えろと言われるよりは、論点を絞って重要な所だけ学習できるのは理にかなっていると思います。

<2>Vラーニングシステム

クレアールには、「Vラーニングシステム」という非常識合格法のカリキュラムに基づいた独自のシステムがあります。

Vラーニングシステムでは、基本的に「単元別講義」で学習した後、「解決マスター講義」で過去問題や答案の問題を題材として、問題を解く際の思考プロセスを学び、その後、問題集など用いて得点能力を上げるための演習を行います。

でもこのシステムは、基本的なルートだけじゃなくて、それぞれの人の学習の習熟度などに応じて、個別に学習ルートを変更することもできるんです。

私にはこれが合っていて、出題範囲や得意・不得意に応じていろいろと使い分け、効率的に学習することができました。

<3>正誤問題集

正誤問題集は、講義とテキストに準拠した問題集です。

これの何がいいって、スマホやタブレットでも見れるので、隙間時間にちょっとずつでもやれるところです。

私は通勤の電車の中とか、トイレの中(失礼!)とか、食休みなどに利用してました。
この問題集を繰り返しやったことで、テキストの内容が定着した気がします。

ただ、謳い文句では「アウトプット力強化、課題の把握に適する良問揃いの問題集」となっていますが、分野によって良問が揃っているものと、テキストに準拠してはいるものの、短答式の傾向に則っているとは言えず、完成させても短答式に通じる実力が養成されるとは言えないような問題とのバラつきがあるように感じました。

なので、自分が役に立ちそうだと思う分野だけに絞ってやるのも効率的かと思います。

<4>過去問

公認会計士試験において、過去問は非常に重要です。
過去問を解くことで試験の傾向を読み解いたり、自分の学習不足な部分を知ることができるからです。

クレアールの過去問は出題論点別に作られており、問題ごとに「重要度」「難易度」「制限時間」の記載があるため、それを利用したメリハリのある勉強が可能になっています。

また、全問に解説講義映像がついており、復習を効率的にできるチェック欄も装備されているのがポイントです。

この過去問は、どの分野も非常に使いやすく、試験勉強にとても役立っています。
ただ、現在は、短答式過去問題集は3年分の過去問しか収録していないので、私は過年度テキストを送ってもらい、過去問を8年分(過年度7年分+今年度1年分)繰り返し解いています。

<5>答練

答練とは、クレアールが作成したオリジナルの本試験予想問題のことです。

クレアールでは、基礎・応用力答練で基礎を徹底的に身につけたあと、直前答練・公開模試で本試験への対応力を養成できるようなカリキュラムになっています。

基礎・応用力答練では、講座を受講したり問題演習したりすることで培った、基礎力の確認を行います。
問題は全てテキストで扱った内容から出題されます。
この答練を通じて、自分が理解できていない部分に気づき、今後の学習で何を意識すべきかを把握することができるので、これは大変役に立ち、私は繰り返しやりました。

さらにすごいのは、受講生の答案から、採点した講師自身が選出した優秀答案のコピーが配られるため、それをお手本として活用できることです。
自分が気づいていなかった点や、見逃していた点などを知ることができるのと、他の人と自分の差を痛感させられて、勉強するモチベーションが上がりました。

また、クレアールの直前答練・公開模試は、本番同様の形式・試験時間で行われます。
どちらも、大学教授や現役公認会計士による出題のため、出題論点や難易度などは本試験と同じようなレベルであると言えるでしょう。

公開模試は、本番と同じような雰囲気で受けられる会場受験と、自宅で手軽に受けられる自宅受験から選べます。

料金は、短答式公開模試が3,000円(税込)、論文式公開模試が5,500円(税込)となっています。

詳細な成績表も出されるため、直前答練・公開模試を受けることで、自分の到達度合いを客観的に知ることができ、また、得意・不得意な分野もわかるので、できるだけ受けた方がいいでしょう。

ただし、結果を見て凹むだけじゃなくて、ちゃんと復習しないと、受ける意味ないですよ。(自戒込め)

<6>講義動画

クレアールの講義は、一単元約30~90分に区切られており、通学・通勤の移動時間や家事の合間などの隙間時間でも学習を進めやすくなっています。

クレアール公認会計士講座の講師は、一流の公認会計士や大学教授など、受験指導10年以上の教師が中心となっています。
これら一流の講師の授業を全受講生が同じように見れるというのが、通信教育の強みじゃないでしょうか。

また、クレアールの講義動画は、クロマキー合成という特殊な映像合成技術を使って撮影しているそうです。
これによって、高い品質で動画を視聴することができます。
配信用の映像のファイルサイズを小さく変換しても画質の劣化が少なくなっているので、スマホで見ると画像が粗くて内容が読めない、といった心配もありません。

さらに、クレアールの映像は音声も含めて低いビットレートを実現しています。
これによってデバイスに通信容量制限がある場合や回線速度が遅い場合でも安定して長時間視聴できるのです。
したがって、Wi-Fi環境のない人や、スマホで動画視聴するのに不安がある人でも大丈夫です。

私はこの講義動画は、仕事から帰って夕食を食べた後、と時間を決めて視聴しています。
比較的短時間の動画が多いので、動画を見た後、復習する時間もあるのがいいですね。

また、動画は最大2倍速までの倍速再生が可能なため、時間のない時は半分の時間で見ることができるのも助かります。
早見再生は集中力を高める効果もあると言われているので、時間があっても敢えて2倍速で見るという人もいるようです。

ちなみに、クレアールの全コース・全講義映像は、Windowsパソコン、Andriodパソコン、Andridスマートフォン、Androidタブレット、iPhone、iPad、iPod touchすべてのデバイスで視聴できます。
一人で何台使っても、料金は全て受講料に含まれていて、追加料金が不要なのも有り難いですよね。

音声データだけでもダウンロードできるので、iPodなどに転送すれば、外出先でも学習が可能です。
標準速度以外にも1.5倍速音声データも収録されているので音声だけを早聴きですることもできます。
私はこれを通勤時に聞いたりもしていました。
聴覚優位(耳からの情報の方が頭に入りやすい)の方は、この方法が向いていると思います。

また講義で使用するパワーポイント等の資料は、受講者自身でPDF形式でダウンロードすることも可能です。
私はどちらかというと視覚優位なので、パワポの資料をダウンロードして、復習のために何度も見返したりしていました。
動画だとスルーっと流して聞いてしまうところも、自分の目で一つ一つ確認することで、頭に入りやすかったです。

クレアールのサポート体制

クレアールは、「合格に向けてのサポート体制が徹底している」というのが謳い文句です。
が、実際は、そうでもありませんでした…。

担任制で、「受験生それぞれの学習の進捗や意見に基づいて担任が的確なアドバイスを」とか言いながら、メールの返信は遅いし、なんなら放置されることもあり、質問に答えてもらえないこともありました。

また、「毎月一回学習ガイダンス動画を配信」することになっていますが、この公開日が遅れることもザラ。
しかも、短答式過去問題集や直前答練などの教材の送付まで遅延する始末。

さらに、「電話やインターネット通話、メールで公認会計士合格者が受講者の質問に個別に答えてくれる。いずれも回数無制限で予約不要」というシステムもあるのですが、ほぼ電話しか通じません。

とはいえ、電話をかければ大抵のことには対応してくれるのと、頼めば過年度のテキストや動画を無料で閲覧させてくれるなど、評価できるところもあります。

ちなみに、担任は、メールの返信は信頼できないけれども、話してみると意外と信頼できる人でした。

クレアールのデメリット

私は、クレアールは公認会計士の講座としては一定評価しているのですが、大手の予備校と比べて、どうしても劣るところがあります。

それは、勉強仲間が少ない、ということです。

大手予備校では、人数も多く、通学スタイルなのもあり、合格に向けて切磋琢磨する仲間がたくさんいることで、より意識高く学習を進められるなどのメリットがあります。

ですが、クレアールは通信のため、仲間と会う機会がなく、またそもそも規模が小さいため、公開模試などの受験者も少ない、という現実があります。

クレアールでも、通信ゼミに参加して他の受講生や講師と会ったり、OBOGの話を聞いたりする機会はあることはありますが、どうしても孤独に勉強している感じになってしまうのが淋しいところです。

ただ、まぁそれが試験の合格と関係があるかと言われれば、直結はしないので、孤独に黙々と勉強できる人は、デメリットにならないかもしれませんね。

クレアールの費用 他社との比較

クレアールの最も大きいメリットは、費用が格安なことです。
他社は、通学コースがあるため、かなり高い値段になっていますが、クレアールは通信しかないということで、校舎の土地代が要らなかったり、人件費が要らなかったりで、安くできるのでしょう。

試しに、他社と費用を比較してみます。

クレアール :412,000円
資格の大原 :770,000円
TAC :770,000円
CPA:658,000円
LEC:530,000円

こんな感じで、資格の大原などと比べると、6割くらいの値段です。

なるべくお金をかけずに資格を取りたいという人には、クレアールは断然おすすめです。

クレアールに向いている人

ここまで、クレアール公認会計士講座のあれこれをお話ししてきましたが、最後に私が思う「クレアールに向いている人」を挙げたいと思います。

◆なるべくお金をかけずに資格を取りたい人
◆一人で黙々と勉強できる人
◆社会人や学生など、試験対策のための時間が限られている人
◆なるべく短時間で効率良く試験勉強をしたい人

こんな感じですね。

ちなみに私は1.3.4が当てはまってます。
通信というのは、一人で黙々と勉強しなければならないというのを頭に入れてなかったので、淋しい思いをしています。
でも、同じ通信講座で黙々と頑張っている仲間がいるんだー!と想像しながら、自分にカツを入れているところです。

この記事を読んで、もし一緒に勉強できる仲間が増えたりしたら嬉しいなぁと思いながら書きました。

公認会計士の受験を考えている皆さん、一緒に頑張りましょう!!

追記

2024年、この度無事公認会計士試験に合格しました!
ここまでの内容は、2021年の学習開始当時に書いたことなのですが、改めて合格してみて感じたことなども踏まえてクレアール公認会計士講座のレビューを書いてみました。

気になる方は以下からどうぞ。


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