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役割葛藤が外れていくと

一人の人の中に社会の中で果たしている役割があります。
それぞれこの役割に対する理想像があって、たくさんの役割を全部理想通りにこなすのは中々難しいものです。

性別役割分担意識がまだまだある世の中で、
例えば子供を持った母親の場合、
「女性」としての自分像の他に
家庭の中の、「母親」としての自分、「妻」としての自分、「子供」としての自分があり、
仕事では、「職責を果たす」自分、「役職」としての自分
その他、地域の中の役割、PTA・・・などなど色々あるでしょう。

特に子供が小さい頃は、親としての役割が大きく、悩むことも多いと思います。

これが50代に近づくと、
子供から手が離れたり、仕事で経験も積んで、ある程度安定してきたり、
女性としての理想を追い求める心理が薄くなったりして
だんだん、この役割葛藤が薄れていくように思います。
親の介護といった新たな悩みは出てくるでしょうが、
若い頃のような、何もかもがむしゃらにやらなきゃという心理状態ではなくなると思うのです。
良い意味で、何とかできる気がしてきます。

そうなると、逆に
何をやっていいかを見失う人がいるような気がします。

役割の理想があると、それに向けて、あれもしなくちゃ、これもやらなきゃと、足りない部分を埋めるためにやることが湧いてくる。
それをこなすのに一所懸命取り組むので精一杯だった。
しかし、役割が少なくなり、その理想像が大きくないと、
足りない部分を埋める行動が見当たらなくなる。

そうすると、自分で何をやりたいかを創り出す必要が出てきます。
だから、50歳ころの方は、モヤモヤするのではないかと思います。

自分を見つめる必要性が出てくる

それまで、家族のため、仕事の役目として目の前のことをやってきた忙しい日々の中で、自分のことを後回しにしてきませんでしたか?
自分のことを見つめる、棚卸しする時間を持ったことが無いと先日もこの世代の人に言われました。

ここからどう過ごしていくか考えるためには、
今自分を見つめるには良い時です。
今持っている物、スキル、役立つことを書き出してみましょう。
きっとたくさんあるはずですよ!


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