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【受験レポート】MuleSoft:MCD1(2)

はじめに

こんにちは。CREFILの鈴木です。

このnoteではSalesforce開発に係る内容をいくつも発信していますが、
そんなSalesforceが2018年に買収したのが「MuleSoft」ですね!

様々なデータ連携を構築できるiPaaSとして近年数多くの有名企業が利用していますが、開発に携わる機会があったので公式資格に挑戦してみました!

試験概要

今回、取得した資格は「MuleSoft Certified Developer - Level 1(MCD1)」MuleSoftの資格の中で1番ベーシックなものです。

・形式: 多肢選択問題、持ち込み禁止、試験監督あり、オンラインもしくはテストセンターにて受験
・問題数: 60 問
・時間: 120 分 (2時間)
・合格点: 正答率 70%
・言語: 日本語 (英語での受験も可能)

MuleSoft Certified Developer - Level 1 (MuleSoft 認定開発者 Level 1, MCD)

試験結果

試験勉強

前提

受験前の私のレベル感は以下の通り。
開発だけに集中した期間は短く、8か月分の経験は無かったと思いますが、MuleSoftの思想的なところは割と理解している状態だったと思います。

  • MuleSoftに係る開発チームに途中参画(初期構築の経験なし)

  • MuleSoft推奨体制(C4E)の推進と並行して開発を約8か月

受験権利の獲得

公式トレーニングコース(fundamentals)の受験権利を利用するには、全ての単元を終える必要があります。
※このバウチャーに関しては、是非こちらの記事を読んでみて下さい。

勉強方法

「とりあえず公式トレーニングを一通り終わらせること」を目標に勉強を進めていきました。
具体的には、以下のようなイメージで学習範囲を絞っています。

  • ①各章の問題(モジュールクイズ)をやってみる

  • ②正答率悪かったらガッツリ調べる

  • (正答率100%になるまで①②繰り返し)

  • ③残った不明点は有識者に相談

  • ④13単元分完了後、模擬問題

  • ⑤正答率悪かった章だけ復習

有難いことに有識者がいたので、
調べても納得できなかった箇所は相談させて頂きました。(感謝)

結果、模擬問題のスコアは不明点を潰した甲斐あり、
90.00%(54/60)を取れて自信に繋がりました!

【重点的に学習した箇所】
モジュールクイズ等の結果から重点的に学習した箇所は以下の通りです。
『業務で利用なし=重点的に学習』という感じになりました。

7 Mule アプリケーションの構造化:VMConnecter
8 Web サービスのコンシューム:SOAP API関連
10 エラー処理:Validationモジュール
11 DataWeave 変換の記述:xmlへの変換、lookup関数
12 フローのトリガー:PublishConsume/Consume 等
13 レコードの処理:Batchjob

試験問題

試験本番の出題形式は模擬問題と同じような形でした。
1問目見てちょっと一安心。

内容的には若干応用問題が出るような感じでしたが、
ちゃんと"理解"できている状態なら対応可能な範囲だったと思います。
開発経験のある方が忠実に勉強していれば概ね合格できるはず!

試験で気を付けること

①日本語受験でも試験官は英語

試験官は基本的に海外の方が担当されるみたいなので、
英語が苦手な私はこれだけ覚えていきました…(笑)
"I'm not good at English."
"I'd appreciate it if you could translate it to Japanese."

当日はオンライン受験でチャット&口頭両方ありましたが、
お願いすると試験官の皆さん翻訳して下さいました。優しさが沁みます。

文字でも口頭でも(日本語に翻訳して…!)だけは言えるようにしてた方が良いと思います。が、英語できる方はスルーして下さい。

②登録名は英語にしておく

トレーニングサイトの登録名(First Name/Last Name)は
英語にしておきましょう。

私は日本語で登録していたので、再設定⇒再ログイン⇒再待機と…
次にも書いてますが、時間がかかってしまった要因でもあります。
皆さんは気を付けて下さい。。。

③試験開始までめちゃくちゃ時間かかる

なんだかんだで試験開始まで1時間以上かかってしまいました。
(但し、制限時間は減らないので安心して下さいね。)

最初に専用のチャットツールをインストールし、
担当者から本人確認や受験環境のチェック等があります。
ここで色々時間がかかってしまったので事前準備大事です。

  • 本人証明書を準備

  • 机の上下には何も置かない

  • 入口のドアが映せる位置だとベスト

  • スマホは離れたところに置くのを確認される

  • 眼鏡はスピーカーがついてない事を確認される

  • Bluetoothは非推奨かも?

    • 確認されましたが、マウスで使ってると伝えるとOK!となりました。

  • 以下の機能やアプリは停止される

    • バックグラウンドで動いているチャット/キャプチャ等のアプリ

    • コピー&ペースト/予測変換/Xbox Game Bar/リモートデスクトップ 等

感想

今振り返ると、部屋の片づけが一番の難点だったかもしれません。
私は普段、机に私物のデスクトップPCを置いており、
受験当日の午前中に頑張って全部撤去しました(笑)

近年、増え続けるDX需要に伴い急成長しているMuleSoft。
これから開発者もどんどん増えていくのかなと思います。

MCD1の上の資格は未受験ですが、とても気になりますね。
日々新しい技術に負けないよう引き続き励みたいです!

是非、この記事が皆さんの一助になりましたら幸いです。
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