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2021アルゼンチン代表について-1(チーム全体)

Hola!(スペイン語でこんにちは!) 今回は2021年のアルゼンチン代表について書いてみます。
RWC2023で日本代表と激突することが決まっているので動向を注視しなければいけないチームでもあります。

1.アルゼンチン代表の現況

2020年は初めてオールブラックスを撃破するなど世界的に注目されましたが、2021年は選手の疲弊も目立ってやや低調な結果になっています。

ラグビーチャンピオンシップでは0勝6敗と最下位に沈む結果となりました。

2020年はcovid-19の影響で世界的にラグビーのプロリーグの試合がほとんど無かったのですが、2021年はおもに北半球でプロリーグが通常通り行われたのでプロでの試合の疲労がパフォーマンスに影響したようです。

“They’ve played 12 months in a row,” said Ledesma.
“They finished their seasons in Europe, went to play the July internationals. Two weeks later, three weeks later we were playing South Africa after 10 days of holidays.
“It’s not the best way to prepare. They need a little rest.”

(↑英語記事内より引用)
アルゼンチンのマリオ・レデスマHCも選手たちが12カ月ぶっ通しでプレーしていたこと・万全な準備ができなかったこと・休息が必要なことを10/3にロイターの記事内で発言しています。

世界ランキングは現在8位(81.52pt)と日本より2pt多い状況です。直接対決で日本が勝った場合入れ替わりそうな点差です。

2.アルゼンチン代表2021スコッド

代表スコッドは以下の通りです。現状多彩な所属チームの顔触れになっています。9/25のデータとなっていますが、所属チームが移籍情報と合わせてみるとやや不正確な部分はあります。これについては後述します。

色分けは以下の通りです。
無色:アルゼンチン7人制・ハグアレス・・・13名
ピンク:プレミアシップ(イングランド)・・・11名
青系:TOP14・ProD2(フランス)・・・15名
緑系:URC(アイルランド・スコットランド・ウェールズ・イタリア)・・・3名
黄色:SLAR(南米)・・・2名
灰:スーパーラグビー・・・4名

argentina squad のコピー

※上のリストより新しい移籍情報(2022以降の所属チーム)
Pabro Matera・・・クルセイダーズ(NZ)
Domingo Miotti・・・グラスゴーウォリアーズ(SCO・URC)
Tomás Cubelli・・・ヴィアリッツ(FRA・TOP14)
Tomás Lezana・・・ドラゴンズ(WAL・URC)
Tomás Lavanini・・・クレルモン(FRA・TOP14)
Joel Sclavi・・・ラ・ロシェル(FRA・TOP14)
Bautista Delguy・・・USAペルビニャン(FRA・TOP14)
Gonzalo García・・・ヴァロラグビー・エミリア(ITA・TOP10)
Sebastian Cancelliere・・・グラスゴーウォリアーズ(SCO・URC)

把握できている範囲で8人の選手はwikiより引用したリストのチームから上記のチームへの移籍が決まっています。
(10/9 Sebastianの移籍情報が寄せられたので加筆修正しました。)

全体的な傾向としてはフランス・イングランド・地元が3割ずつで構成されている印象です。
個人的には日本にも来てほしいと思っていますが、地球の裏側(片道28~35時間)なのと言語の壁が厳しそうな印象を受けます。フランスやイングランドであれば片道16時間位で行けますからね。

アルゼンチン代表の平均年齢は26.5歳です。
オーストラリアほど若くはないですが、それでも日本と比べるとかなり若いですね。強力なフォワード陣を形成するマルコス・クレメールは24歳ですし、パブロ・マテーラ、トーマス・ラヴァニニは28歳です。このことを考えるとこの平均年齢も納得がいきます。

3.まとめ

ここまでおおよその概要について書いていきました。

●世界ランキングは7位前後。

●英国・フランスの選手が過半数を占める。自国の選手は3割程度。

●代表の平均年齢は日本より若い。

ざっくり要約するとこのような形になります。
次回の記事では選手一人一人にフォーカスした記事を書く予定です。全員は人数が多すぎて書ききれないので数人に絞る形になると思います。


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