学習し過ぎた夫婦(円満離婚までの10年間 A面)vol.1 〜 序章 〜
なんやかんや全く記事書けてなくて申し訳ないです。そのうち死ぬまでには、描きたいなぁ。
序章 離婚をした今
「悲しめるものなら、もっと泣けるぐらいに悲しみたい。」
今回の離婚が決まり、4月1日に中京区役所に離婚届を提出しに行くまでに、先んじて離婚の報告をした友人から
「今どんな心境?」
と聞かれ、私が答えた言葉。
正直、あまりにもニュートラルな状態。悲嘆するでもなく、逆に期待するでもなく、私たちは離婚という選択をした。
日々の生活、子供や両親との関わり合い、何か大きな変化があるわけでもない。人としての愛情やリスペクトもあり、これからもいい関係を続けていくんだろうと互いに思っているからこそ、あまりにもニュートラルに、まるでこの10年間の結婚生活の延長線上にただ立っているかのように、離婚という選択に佇んでいた。
そして、4月1日に届けを提出した翌日。
東京への出張のために京都駅のホームでベンチに腰をかけ、一息をついた後、不思議と何を思い出したわけでもなく涙が溢れ出てきた。
離婚をしたという事がリアルになってきて、ようやく少し「寂しさ」を感じてきたようだった。でも「悲しさ」の涙では、ない。
それがA面、板井のイマココ。
(2019年4月3日 水曜日)
「子供は大丈夫なん?」
僕たちの離婚を、それこそ結婚式に来て下さった方々、板井家に関わってくれた方々、「面白い夫婦だよね」と言ってくれる方々、その他たくさんの大切な人たちにちゃんと報告したい。
でもあまりにシリアスな感じて受け取ってもらってもそれはちょっと違う。
そんな中で、僕たちは比較的ライトに受け取ってもらえそうなエイプリルフール、そして新しい元号が発表される4月1日にFacebookでまず報告する事にした。
ありがたいことで、投稿してから本当にたくさんの方からコメント頂き、個別にメッセージもらったり、飲みに誘ってもらったり、なぜか表彰状もらったり、、、(笑)
もちろん心配してくれる方もたくさんいて。
本当に様々な反応を頂いた。
ありがたや。ありがたやー。
そんな皆さんの反応の中でも、1番多かったのがやはり「子供はどうするの?大丈夫なの?」という事。
これを読んで下さってる方の中にはご存知の方も多いかもしれませんが、僕たちには4人の子供(9.7.4.1歳)がいる。
「離婚の話を子供はどう受け取っているのか?」
「ちゃんと育てていけるのか?」
そんな事をたくさんの方が心配してくれた。
夫婦のことも子供の事も、これだけ気にかけてもらえる。これって本当ありがたい事やなぁと思う。
結論から言うと、今のところ大丈夫。
どころかむしろいい感じである。
まず、離婚後の生活について、上にも書いた通り離婚前とさほど変わる予定がない。
(そんな事あんの?それ離婚の必要ある?偽装離婚?H賀研二なの?)
そんな声が聞こえてきそう。
ですが、そーいう離婚なわけで。
そんな事あるんです。今のところ。
(離婚届提出の前日。元嫁と子供達、元嫁の両親とその会社の皆さんとネスタリゾートへ。息子の顔が僕に似過ぎ。)
離婚前から、夫婦共々仕事に奔走しており、週の半分以上はかつて僕がFacebookで募集をかけた「嫁はんのマネージャー」(Facebookへリンク。当時からどんな生活だったか?元嫁はんはどんな人物だったのか?なんかがよく分かる記事です。是非読んでほしい!)の、第2期マネージャーKと、元嫁のお母さんが子供の面倒を見てくれており、仕事のない時や土日を、僕か、元嫁が見る。
そんな生活だった。
離婚後は、僕が元の家の近所に住みつつ、送り迎えや元嫁が家にいない時の面倒を、元の家か僕の家で見る。そんな予定になっている。
もちろんお母さんやKにも引き続き協力してもらっている。
実は離婚前の1月頃。
長女は小学校への登校を拒否するようになっており(理由は「先生が怒るのが怖いから」だったが、今思えばただひたすらに母親の愛情を求めているようだった)、長男は長男でKやお母さんに暴言を吐いたりと、あまりいいとは言えないような状況にあった。
それがどうだろう。
夫婦間で離婚する事が決まり、子供達とその事について会話をした(その頃には半分別居をしながら離婚についてを話し合っていた)あたりから、長女は前のような大混乱も少なくなり、学校にもぼちぼち行くようになった。
長男も、何かむしろ頼もしい男へと才能を開花させたかのようではないか。
(長男プレゼンツの「卒業式(離婚式)」の卒業証書。家族を支え続ける事は卒業しません(笑))
最初に離婚を子供達に伝えた時の反応
長男「うーん。ええんちゃう?だってパパとママ全然性格違うし。」
長女「離婚って何?いなくなっちゃうの?なんで離婚すんの?」
パパ「うーん。なんやろね。卒業みたいなもんかな。」
長女「卒業なん?また入学する事もあるの?」
ママ「あるかもしれないし、ないかもしれない。」
長女「ふーん。まぁ2人が仲良しでいるならいい。」
次女「2人とも大好き!」
次男「ごぁぁん(飯くわせろ)」
と、まぁそんな感じだった。正直「こいつら天才なんか?」と思ってしまったくらい。
よーーーーーく見ている。親を。
「子供だからよく分かってないだけ」
そんな風に思えるかもしれないが、持てる愛を惜しげなく注いできたつもりの僕たちにとっては、愛情は伝わっていたと思うから、ひねてるわけでも拗ねてるわけでも諦めてるわけでもなく、僕らが思ってたよりも賢いし、とらわれてない。僕たち以上にニュートラルだ。
そんな風に感じたことを覚えている。
だからもし僕らの子供が大丈夫なのかを心配して頂けるのであれば、そこは胸を張ってお答えしたい。
大丈夫。
大丈夫だし、この先も大丈夫。
そしてもっと良くなっていくために、これからも親としての愛を注いでいく。と。
序章を綴るにあたり、まずそこだけは最初に書き留めておきたい。
(2019年4月4日 木曜日)
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