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私は社労士という資格を用いて労務コンサルティングをしている身ですが、法律系コンサルティングで一般的にありがちなことを一つ挙げますと・・・

法律は「○○しちゃダメ」系のルールが多いからか、
士業がお客様に提供するアドバイスも
「これは法律で禁じられてますから」
という禁止事項の説明がメインになりがち。

でも、人は
「○○しちゃダメ」と否定面を強調して言われるより、
「○○してね」と肯定面を率直に伝えられる方が失敗しにくい。

お手伝いでお皿を運んでくれてる小さな子どもに
「こぼしちゃダメよ」と言うと、高確率でこぼす。

それよりも「お皿をしっかり持って運んでね」と言うと、
ちゃんとこぼさず運んでくれます。

こういうことは、子育てをしてきたから分かること。

また、人に何かを決断してもらいたいときは、
今あるデメリットや起こるかもしれない恐怖を煽るより、
未来への希望を具体的に想像してもらう方が、決断してもらいやすい。

こういうことは、
社労士の前にやっていた営業職の経験から学んだこと。

私は企業のHR出身でもなければ社労士事務所で働いた経験もない
実務経験ゼロで開業しちゃった社労士だけど、
私にしか提供できないコンサルティングがあると思っています。

それは、子育てや営業で培った
「人に行動してもらうためのノウハウ」だったり
「人の本音を引き出すノウハウ」だったりを、
労働法の知識を使いながら、
お客様のご要望に応じて戦略を組み立て提供すること。

お客様が本当に求めているものは、きっと、
社労士業と一言でまとめられない何か。

それは、
自分がこれまでの人生で培ってきた何かが、
社労士になって得た専門知識と合わさり生まれた、特別な何か。

それを求めて、
お客様は自分を選んでくださっているのだと思います。

出産や育児でキャリアが中断して、
独身時代の友人がバリバリ社会で活躍する姿を見ては
モヤモヤしていたこともあったけど、

子育てしてきた経験は
その時間を使って仕事をしてきたのと同じくらい
価値ある人生のキャリア。

だから、
人生に無駄な経験なんてないし、
空白期間なんてないと思うのです。

40代は「人生の正午」と形容されるそうです(byユング)。

人生100年時代。
自営の私は定年も無し。

自分の社会人人生は、20年と少し経ったばかりです。
残りの社会人人生の方が、ずっと長い。

子育ては落ち着きを見せ始め、
子供第一の人生から
自分自身を生きる人生へシフトする転換期。

そんな40代女性が考える仕事観・教育観・人生観を
ときどき投稿していきたいと思います。

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