見出し画像

ウクライナ西部の奪還で見たブチャ市民の被害

プーチン氏は5月6日までに勝利宣言をすると見られており、国内のプーチン支持率も高く、ブチャの市民の虐殺映像は西側のフェイクニュースと主張しています。

国連人権高等弁務官の発表では、侵攻が始まった2月24日から4月3日までに、
キーウ州、東部のハルキウ州、北部のチェルニヒウ州、南部のヘルソン州
戦車砲撃、ミサイル、空爆により、少なくとも子ども121人を含む1,430人の市民が死亡、2,097人が負傷したと発表
東部マリウポリなどの確認がとれていないため、実際の犠牲者の数ははるかに多いとしています。

自作自演の捏造行為

国防省のコナシェンコフ報道官は4月5日、西部や南東部にある軍の燃料施設を破壊したと発表。
「首都キエフ北西にあるモシュンで、欧米メディアに報道させる目的で市民が殺害されたとする心理作戦を行った」として、自作自演のねつ造行為を行っていると主張し、
さらに北東部スムイコノトプなどでも同様の行為を行っていると指摘

ペスコフ報道官は「すべての非難は根拠がなく、悲劇を演じた見せ物にすぎない。大量の情報は、軍の信用を失墜させるためのねつ造だ。外交官追放処分は、危機的状況の中で外交の窓口を狭める近視眼的な動きだ。われわれは対抗手段に乗り出すだろう」と述べ、報復措置をとると強調しました。


国際世論が示す危機感

一方、国際世論は、ブチャの虐殺映像に対して素早く反応し、外交官追放を表明し、ヨーロッパ諸国のプーチン政権への危機感がさらに高まってきています。

首都キーウ北西のブチャで、多くの市民が路上で死亡していることに関して、ジェノサイドにあたるのかどうかが、今後の焦点となってゆきます。

そこで、ジェノサイドとは何かについて調べてみました。


ジェノサイドとは


「あるグループの存在を抹消することを目的として行われる暴力的な犯罪行為
「集団そのものの絶滅を目的に、国民的集団の生命に不可欠な基盤を破壊するための組織的な計画
を意味し、

2次世界大戦の1944年、ポーランド系ユダヤ人の弁護士ラファエル・レムキン(1900~1959)が、ナチスの組織的なユダヤ人抹殺政策を記録しようと努め、
人種や部族を意味するギリシャ語の「geno-」と、
殺人を意味するラテン語の「-cide」を組み合わせて
genocide」という言葉を創りました。

1948年、国連「ジェノサイド」を国際犯罪と定め、加盟国は「防止と処罰を行う義務」を負うことになりました。

「ジェノサイド」とは、国民的、民族的、人種的、宗教的集団の全体もしくは一部を破壊する意図をもって取られる、
(a) 集団の構成員を殺害すること
(b) 集団の構成員に重大な肉体的または精神的な危害を加えること
(c)肉体的な破壊をもたらすような危害を集団の生活条件に故意に与えること
(d) 集団内での出生を妨げることを意図とした措置を講ずること
(e) 集団の子供を別の集団に強制的に移送すること
上記のような行動と定義されています。

ブチャの地下室

ウクライナFBより
ウクライナFBより
ウクライナFBより
ウクライナFBより
ウクライナFBより

今後の国際世論の行方が注目されています。





物を作ることは楽しい!あなたも一緒に作って見ませんか?