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プーチン氏の東部制圧とロシア将校の戦争からの離脱

東部を制圧したロシア軍の、ジェノサイド(虐殺行為)が伝えられています。

戦果をあげるために、民間人を攻撃し、なりふりかまわず略奪行為を行っていると報道されています。

プーチン氏の戦争が、隣国の子供達に与えた影響は、はかりし得ないものがあり、憎しみの連鎖が広がってゆきそうです。

ロシアの若者たちにも甚大な心の傷を残しています。

ロシア将校プーチン氏の戦争から離脱

戦争から離脱したロシア将校は
『手りゅう弾の入った木箱をベッド代わりに就寝し、募る罪悪感を胸にウクライナ人から顔を隠すこと数週間。ロシアの下級将校はひとつの結論に達した。「これは自分が戦うべき戦争ではない」と。
みなぼろ切れのように疲れていた。周りでは人が死にかけていた。自分がその中にいるとは考えたくなかったが、実際そうだった」とCNNに語った。』

このように、ロシア兵で、戦争から離脱するものも増えてきているようです。



ロシアの部隊は、士気の低下と多大な損害で苦戦し、命令に従うのを拒む者も出てきていると海外のメディアでは報道しています。

知らされなかった任務

ロシア南部のクラスノダールに駐留中の今年2月22日、所属していた大隊の全隊員が何の説明もなく携帯電話を預けるよう命じら、数時間かけて軍車両にストライプの白線を塗装し、また、命令が変わって、「Zの文字」を描けと言われ、「翌日はクリミアに派遣された。正直、ウクライナに行くとは思わなかった。こんなことになるとは全く思ってもいなかった」と将校は言う。

携帯電話を奪われ、外の世界から隔絶され、その後、ウクライナ進軍を命じられたが、「中にはかたくなに拒否する者もいて、除隊願いを出して去った。彼らがどうなったのかはわからない。私は残ったが、(彼らが去った)理由はわからない。翌日、部隊は進軍した」

ロシアの一部であるウクライナを「非ナチ化」しなければならないというプーチン氏の発言も、兵士たちには知らされていなかった。

「『ウクライナのナチス』といったフレーズをたたきこまれたことはない。目的は何なのか、自分たちがここで何をするのか、誰もわかっていなかった」

紛争地で見たもの

長い車列をなして部隊が国境を越えると、散乱するロシアの固形食糧の箱と破壊された兵器の山があった。

部隊は北西のヘルソンのとある村に近づくと、むちを持った男性が飛び出して車両をむち打ち、「お前たちはみなくそったれだ!」と叫んだと将校は振り返る。
「その男は我々がいた運転台によじ登ろうとした。目に涙を浮かべて泣いていた。強烈な印象を受けた」

「たいてい地元住民を見かけると、こちらも身構えた。彼らの中には服の下に銃を隠し持っていて、近づくと発砲する者もいた」将校は罪悪感と身の安全から顔を隠していたという。

ウクライナの土地にいる自分たちを見るウクライナ人の視線に、いたたまれない思いをしていたからだ。

将校によれば、ロシア軍は激しい攻撃にも遭ったという。ウクライナ侵攻から2日目か3日目には迫撃砲で狙われた。「最初の週のころ、私はショックの余波が続いている状態だった。何も考えられなかった」と彼はCNNに語った。「寝る時も、『今日は3月1日、明日目が覚めたら3月2日――とにかく目の前の1日を生きよう』としか考えなかった。ものすごく近くに砲弾が落ちたことも何度かあった。誰も死ななかったのは奇跡だ」

兵士たちの離脱

数週間後、その将校は修理が必要な兵器に同行する形で後方に配備され、じっくり考える時間と気力ができたという。

「そこには無線受信機があって、ニュースを聞くことができた」「それでロシア国内の店が営業を停止し、経済が崩壊していることを知った。そのことに罪悪感を覚えた。だがそれ以上に、ウクライナに来たことに罪悪感を感じた」
「ようやく力を振り絞って司令官のところへ行き、除隊を願い出た」
「軍事裁判もあり得ると言われた。戦闘拒否は裏切りだと。だが私は譲らなかった。司令官は紙とペンをよこした」。将校はその場で除隊願いを出したという。

「ロシア兵士の母の委員会連合」のワレンチナ・メルニコワ事務局長の話では、第1陣として出兵した部隊がウクライナから帰還すると、苦情や懸念の声が数多く寄せられたそうだ。

「兵士や将校は、前線には戻れないと言って除隊願いを出した」「主な理由のひとつは精神状態、2つめが良心の呵責(かしゃく)だ。除隊願いを出す兵士は今も後を絶たない」

相次ぐ「リフューズニク(戦闘拒否兵)」と死者数

どの部隊にも除隊願いを出す権利があるが、一部の司令官が却下をしたり、兵士に脅しをかけたりする場合があるという。

ロシア国内でもウクライナでの戦闘を拒む兵士の報告例が「多数」寄せられていて、契約に同意した際に対ウクライナ特別軍事作戦に参加することには同意していなかったことを理由に挙げたという。

ロシア軍では無許可離脱は軍事犯罪として禁錮刑が科される可能性があるが、契約に基づく兵士は離脱の理由を説明すれば、10日以内に除隊する権利が認められている。

「こうした現象は大規模だとは言えないが、かなり顕著だ。他の組織からの報告と間接的に聞いた情報を合わせれば、その数は推定1000件以上にのぼる」とタバロフ氏はCNNに語った。

「ロシアでは今も新兵募集が行われているが、新兵は将来への展望が少ない貧しい地域の出身者であることが多い。

ロシア国防省が最後に死者を発表したのは3月25日で、この時の数字は1351人だったが、ロシア軍の死者は2万2000人以上と推定されている。

1日も早く、ロシアの侵略が終わりますように!

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