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転職を考えてる人へ 4 中途採用面接のコツ編

私は転職を二回しました。
自分では、転職して良かった、
と思っています。

『転職を考えてる人へ 3』
の続編です。

興味あるかたは、
最初から読んでいただけたら、
話がつながるかと思います。

前回の記事はコチラ↓


無事、書類選考を突破して、
いざ面接の段階からの話です。

ここに書いてある事は、
このときの例で、私の考え、
感じ方、やり方です。

現在の、一般的な面接の
ノウハウやセオリーとは違ったり、
正反対だったりするかもしれません。

それはそれとして、参考程度として、
もし使えそうな部分があれば、
そこだけでも、自分に当てはめて、
アレンジしていただければ。

どんな物事でも要素が少し違うだけで、
予定通りにはいかないものですし、
まして面接なんかは相手もありますし。

その前提でお願いします。

<面接で伝えること>
やっぱり、熱い思い、
熱意ですよね。熱意!!

私は御社に貢献したい!
私は御社に貢献することができる!!

これを具体的に伝えられる、
これが一番大事だと思います。

間違いなく貢献してくれる人材なら、
絶対欲しいですよね。

伝える際に、前向きさと素直さ、
これもとても大切だと思います。

いつでもは難しいですが、
なるべく、出来るだけいつも、
意識し続けることが大事だと思います。

<面接に対する心構え>
なぜ面接する側は、根掘り葉掘り、
時に本人にとって嫌なことを、
面接に来た人にいろいろ聞くのでしょう。

よくある例でいうと、
なぜ、前の会社を辞めたんですか?
これでしょうね。

私は人事の担当をしたことがないから、
本当のとこは分かりませんが、
単純に、戦力になるかどうか、
見極めるためやと思います。

また同じような理由で、
ソッコー辞められたらかなわん、
ですからね。雇う側も。

なので。

自分がその会社に採用されたいなら、
私はこんな能力があるから、
御社に絶対貢献します!

なんなら、採用して後悔させません、
使えるヤツですよ!!
逆に採用しないと損しますよ!を、
しっかり染み込ませる必要があります。

ガッつき過ぎると引かれるので、
必死過ぎてもいけませんし、
スカし過ぎるのもダメでしょう。

このあたり、良く言われますが、
恋愛の駆け引きと似てる、
のかもしれません。

面接は、出たとこ勝負、
その感じが大きい気がします。
まぁ、アドリブ勝負、みたいな。

そうなると、出来るだけ、
回数こなして経験積むのが一番、
じゃないかとは思うんです。

とはいえ、、、
面接の回数を、こなすのは、
難しいですよね。

可能なら。
サラリーマン経験豊富な人に、
面接の練習、ロールプレイを、
見てもらうのもいいかもしれません。

<具体的な質問内容>
私がこのとき、聞かれて、
覚えている具体的な内容として。
◯前職を辞めた理由について
◯年収について
◯通勤について
このあたりについては、まぁまぁ、
腹割って話した覚えがあります。

○前職をやめた理由について
私の場合は、正直に話しました。
実際、新卒で入ったときと、
自分の状況が違う事。

流通業では、休みが世間と反対で、
転勤も多いことなど、、、

面接を受けた企業側では、
どれも知ってることなので、
無理なく、すんなり説明できました。

まぁ、そりゃそうだよね、って感じで。

企業側が、辞めた理由をなぜ聞くのか。

採用しても、またすぐ辞めるんじゃね?

だったら手間かけて採用して、
育ててもすぐ辞めるんなら意味ないし、
それならいらないなぁ、って、
ことで聞くんだと思います。

辞めた理由がもし、人間関係とか、
なんだったら、かなりしっかり、
自己分析と、受ける企業の分析を、
しておく必要があるかもしれません。

その上で、いまから受ける企業が
納得できそうな論理構成を
準備しておくなど。

辞めた原因が、会社としての
根本的な構造であって、どう考えても、
誰がみても、ん~、確かにそれなら、
しょうがないよね?ってんなら。

それは、相手にとっても、納得性が高い。
それがまさに、
私の2回目の転職、そんな感じでした。

その場合でも、
その分勉強になったとか、成長できたとか。

とにかく前向きに捉えることが大切で、
そこはしっかり伝えたほうが、
いいと思います。

その時でも、私の場合は直接利害で、
ストレートに話をするのではなく、
自分が会社と合わなくなってしまった、
とやんわりと話しました。

このあたり、センシティブな内容も
あるかもしれないので、
慎重に答えてください。

○年収について
手当の内容や、残業の考え方なんかは、
各企業ごとに千差万別なのかな、
と思ってます。

私の場合、馬車馬のように
働いていたので、転職によって
年収がダウンすることが、明らかでした。

ですが、その後の頑張り次第では、
また今まで以上の年収にはなれる、
との説明でした。

先方から、一旦、年収、下がるけど、
大丈夫??って。
結構しつこく聞かれましたね・・。

結婚してて、子供もいるので、
気を遣ってくれてたんでしょうね。

実際、いくらもらえるかなんて、
働いてみないとわからない部分、
大きいですし、私は、
そこはあえて確認してません。

これは仕方ないと思ってました。
激務を続けることが出来なくなったので、
待遇面重視にシフトする、となると、
ある程度給料下がるのは仕方ない。

家族持ちなら、あらかじめ、
配偶者などに確認しておく
必要がありますけど。

ある程度、名前の知れた一部上場会社
ですし、実際はしっかり働いて、
お給料をもらって見ないと分からない
部分が大きいので、そこは、お任せでした。

変に聞きすぎて、金にうるさい奴、
と思われるのが嫌だったのもあります。

○通勤について
通勤方法とか、通勤時間とか、
大丈夫か聞かれました。

2時間はかからないですが、
1時間半くらいはかかったので。
働き始めてからの具体的な話ですね。

これは逆に言えば、
採用間近ではないのかな、
とは思いましたので、大丈夫です!
としっかり言いました。

実際には、最初は、
ちょっとしんどかったですが。
まぁしばらくしたら慣れます。
ネクタイも、通勤時間も。

そのあとで・・・・
『何か質問はないですか?』

聞かれるシーン、あると思います。
面接あるあるですかね。
ヘンなこと聞いて、
悪印象を与えたくない。

かといって、何も聞かないと、
アピールもできない。

私はメモ魔なので、
基本的にメモります。

どんなときでも、とりあえず、
誰が何言ったかをメモっておいて、
キーワードまとめる。

あとから整理もできるし、
そのとき、中身はこういうこと、
言いたかったんやな、まで整理して、
理解します。

すると、質問の一つ二つは、
私は必ずと言っていいくらい、
いい感じの質問が浮かびます。

なるべく速く、その場で、
閃かないと、質問は浮かびません。

普段から、メモ取って、
練習しておくといいと思います。

その中で、絶対聞いたらアカンやつ
は外して、聞いたら『おおっ?』って、
思われそうなものを。

端的にストレートに。
ここぞのタイミングで。
ズバッと聞く!!

聞く内容はズバッとでも、
キツく聞こえると印象良くないので、
聞き方は工夫して、
やんわり聞いた方がいいです。

集団面接の場合とか。

最初に思い切って聞くのはいいけど、
とにかく冗長で、何を聞きたいのか、
よくわからん人、います。

自分の考えを述べる部分が長過ぎる。

自分の説明が質問に必要なら、
最低限にしたほうがいいです。
これが分からん人が、冗長になる。

質問からの、『相手の答え』が、
メインですよ!!
まずは、相手に話をさせる。

これ、大事。いかに、引き出すか。

それを聞いて、
考えるところから勝負が始まります。

自分説明、自分アピールできた!
で安心したら、ただの自己満足。
マジで終わってる。

よく見られたい、賢く見られたい、
のかも知れないけど。

そんなのは、質問内容でわかります。

一緒に受けてる側の私でも、
わかるぐらいだから、
面接の専門家なら見抜くと思います。

このズバッといく質問。

野球で例えると。
頭部付近の危険球は絶対だめ。

理想は、内角高め。
ストライク、ギリギリに。
まずは、思い切り。
あらんかぎりの直球を投げ込む。

私は、初対面とか、
分からない場面ではとりあえず、
この球を投げます。

お互い、実力が分からないときほど、
私はこういう球を投げます。
相手の職位が高くても。
調整しながらも。かつ、大胆に。

この意図は、コイツは、
こういう球を投げるぞ!というのを、
打者にも、その対戦を見てる
ギャラリーにも、見せる効果があります。

あくまで、まぎれもないストレート!!
球はなるべく速いのを!!
それで、相手も実力を測りますし。

そのためには、
しっかりとしたコースとスピード、
回転の効いた、渾身のストレートを、
投げ込む練習を積んでおく。

それは、言うまでもありません。

野球の例えでは、
ちょっと抽象的すぎるし、
伝わりにくいかもなので、
具体的な質問例を挙げます。

<面接での戦略的質問 その1>
コツのようなものです。

私は、ただ御社に入りたい入りたい、
では無く、私自身の根拠もないけど。

私を採用するか、しないか、
選ぶのは、企業の勝手ですよね。

ですが。

私としても、企業を選ばしてもらうよ、
という、『芯』のような部分は、
持つようにしてました。

それによって、私を採用しなかったら、
御社が損しますよ、っていう、
微妙なニュアンス?っていうのを、
ほんの少し見せる。

におわせる??というか。
流行りの、匂わせですよ!!
(あかんやつ)

鼻につくと絶対ダメです!
これは。コツの、芯の部分なんで。
ちょっと、高等技術かもしれません。

ほんのちょっと、正直な感想の中に、
匂わせる。巧妙に織り込む。

それが、採用側にも、コイツ、欲しい!
とか、コイツ、なんか、
やってくれるんじゃない!?
って思ってもらえるのでは、と。

そこは、差別化として、
ちょっと意識はしてましたね。

さらに具体的に言うと、
最後の質問の際に。

『御社は、こういった中途採用を
 よくされるんですか?』っていう、
 きわどい質問をしました。

これが、匂わせを、
表面化させるジャブ、トリガーです。

この質問の意味は。

中途採用を良くする会社
→新卒や、中途がよく辞める
→だから採用をたくさんしてばかり
→そんな会社だったら入りたくないな~。

オイラ、、、
もっといいとこ入れる実力、あるのよ?
・・・を匂わせるため。
(めんどくせぇやつやな)

ニュアンス的にはそんな感じですが、
聞いている内容は、結構キツイので、
聞き方は、やんわり、
聞いたほうがいいです。

キツイ内容の話をするときは、
少しまわりくどく、やんわりと聞く。
私なりのテクニックです。

具体的には、いきなり、
中途採用よくされますか!ではなく。

ちょっと気になることがあるんです、、
聞いていいか迷うんですが、、
と前置きする。

差し支えない範囲でお答えいただければ、、
参考までに、、、とか。

聞き方は慎重に聞くと良いでしょう。
中身はストレート、
見た目は外に外す感じ。
難しい表現ですね。。。

<面接での戦略的質問 その2>
私はその1と合わせ技で畳み掛けました。
その面接での、一番採否の判断の裁量を
持ってそうな人を、慎重に見極めたうえで、
そのターゲットの人に対して聞いてみる。

『○○さんが、営業で。ものすごく
 困ったときは、どう対処されたのか、
 私は営業が未経験なので、
 参考として聞きたいです!』と。

熱意を見せながらも、
その人の心をかすめる質問をした。

私がターゲットにした対象の人が、
あとからわかったんですが、
直属の営業部長でした。
私を推薦してくれたみたいです。

見た目は、ちょっと怖そう?
表情もよく分からない、
何を考えてるか分からない謎の人でしたが、
この人は、歴戦の強者やな!って。

勝手に私が判断する何かがあった。

そのときの○○営業部長の答えは。

相手は言うてもやっぱり人間なので、
人間同士、しっかりお互い向き合って、
熱意をもって根気よく話せば。

どんなに怒ってたとしても、
絶対判ってもらえる、
といった内容でした。

これは実際参考になったし、
ありがたいアドバイスだった。
実際そうですし。

人って、自分のことを、
やっぱり話したいと思うんです。

自分が話す、相手が傾聴してる、
となると、お、コイツ、
俺の話に興味持ってやがる・・・
なかなかやるな!

ってなると思うんです。

真剣な、面接の場なら。
なおさら真剣に話すでしょうし。
引き出すのが大事と思います。

この貴重な面接時間を使って、
私はあえて、面接してる側の人の
ノウハウを聞く。

受ける側の人は、
アピールしたいがために、
とにかく時間いっぱい、自分の事を
話したい人が多いでしょう。

けど、そんな自分アピールより、
こっちが大事、と私は思ってます。

分かる人にはわかる。

もしも自分のことを聞かれた場合には、
的確に、場合に応じて、
長くも無く短くも無く、
丁度いい分だけ、サッと答える。

それでいいんです。

私は実際、聞きたかったのもあるし、
もし落ちたとしても、
その歴戦の先輩に、
実務の真剣な話を聞ける。

そんな機会なんてそうそうないし、
タダで聞けるんなら儲けもん!!
と思ってました。

聞けたら、
こちらも理解がより深まりますし。

なので、ただ単に、
私が受け身なだけでなく、
こちらも判断するんですよ。

御社が少しでも、
よりよい会社の業績を上げてくれる
人材を探してるように。

こっちも、人生賭けて(??)、
転職先の会社を選んでるんですよ。
その覚悟で入社するんですよ。
と、いうのをそこで見せる。

それを、見せたところで。
いわば、こちらの手の内を、
明かしたところで。

まずは相手に話をさせないと、
相手が何を考えてるかわからない。

この場合、
○○部長に話をしてもらうことで、
私の理解が深まる。

これが、私が話してばかりだと、
相手の事を、私が理解できない。
突如、何かを言われても理解できない。

逆説的ですが、自分が話し過ぎることは、
我が受け身であることにつながる、
と思ってます。

わかりますか。逆なんです。
自分が話すことは、受け身になる。
攻撃、できてない。

受け身でなく、攻めるつもりなら。

まずはなんとかして、相手に話をさせる。
とにかく、一言でも多く。話をさせる。
私はそう考えてます。

これって、実際、営業してても、
良く使うスキルっていうか、
コツみたいなものにも、
つながってる気がします。

いづれにしても、どんな場面でも、
取り繕った、ええカッコしぃの、
グチグチ口だけの奴は、
見透かされます。

私はそう思ってます。

あんまりにもぶっちゃけ過ぎるのも
程度ありますが。

腹割って本音でぶつからないと、
お互い誤解したままでは、
転職してから苦労するし、
いづれ破綻します。

ブロックが丁度空いた型同士で、
ハマるようなもん、
じゃないでしょうか。

就職も、あるいは、男女の関係とかでも。
合わないなら別に他を探せばいいだけ。

ある程度、合わせる努力も、
お互い必要ですが、やっぱり、
どうしても合わないなら。

また別にハマるとこ、
探せばあるんじゃないか、と思ってます。

あと、コツって書いてたから、
ここまで読んでくれた人も、
いらっしゃるかも知れません。

私が書いたまんま、やったところで、
意味は無いと思います。

コツなんてものは、どうやったって、
自分で掴むしか無いから。

この私の書いたシリーズを、
全部読んでもらったとして。

あぁ、この人の場合、
この時はそうやったんやな、
程度で捉えてください。

その上で、自分は。
自分の場合はどうやろうか。
をまず考えてもらって。

まずは、しっかり、自分で考える。
これが、絶対大事です。

そうして、自分なりの言いまわし、
やり方を考える。しっかり考える。
そうで無いと意味無いです。
そのままやっても刺さらない。

コツなんて、こんな、
誰か分からん人が書いただけの
まんま、ネットで見るだけを、
真似るだけでは役には立たないですよ。

あくまで、材料やと思ってください、
というのがコツといえばコツ。

そんなこんなで。

私の場合はめでたく、採用いただきました。
採用いただいたあと、◯◯部長に、
私の面接から採用決定の過程の、
裏話を聞きました。

実は、私より営業経験豊富で、もっと
即戦力になりそうな人がいたらしく、
どちらを採用するか、
みたいな話になったらしいです。

ですが、営業未経験の私のほうが、
変なクセが無く、
伸びしろがありそうだったから、
とおっしゃっていただきました。

実際、
また退職することにはなるんですが。

私としては、
自分で言うのもなんですが、
在職中は、かなり会社に貢献した、
と思ってます。

そんなこんなで、
28歳から、また再出発が始まります。

転職は、転職してからがスタートです。

全く違う会社、
違う職種に転職したので、
かなり色々ありました。

転職先での、
積もる話はまだ続きますが、
また気が向いたら、
ヒマを見つけて書こうかと思います。


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