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稀に起きる運命の出会い

そう、そんな出会いが数週間、あるいは数ヶ月に一度、いや数年に一度?起こる。

その出会いは人に限らず…

ある時は洋服、ある時は美味しいご飯、またある時は旅先で。

この記事の写真にある香水と私も運命の出会いだ。そもそも私が好きな香りの系統は偏っていると思う。

その時の気分とか季節とか、これから会いに行く人によって今日纏う香水を変える人は多くいる。

しかしながら私の香りの趣味趣向はティーンの香水を初めて纏ったその時から変わらない。

 ✔︎爽やかなエメラルドグリーンの海を彷彿させるマリンノート

 ✔︎炎天下で食べる辛っらいカレーみたいなスパイシーノート         (カレーの匂いじゃないょ)      

 ✔︎本能を剝きだす事を隠さない妖艶でセクシーなアニマリックノート

 ✔︎どこか白いふわふわした甘い綿毛に包まれるようなマダガスカルバニラ

初めて自分で買った香水(しかも100mL)は

AZZARO CHROME

Chrome by Azzaro is a Citrus Aromatic fragrance for men. Chrome was launched in 1996. The nose behind this fragrance is Gerard Haury. Top notes are Lemon, Rosemary, Bergamot, Neroli and Pineapple; middle notes are Jasmine, Cyclamen, Oakmoss and Coriander; base notes are Musk, Cedar, Oakmoss, Sandalwood, Cardamom, Tonka Bean and Brazilian Rosewood.


何を隠そう高校2年生の私が恋い焦がれていた彼が使っていたのだ。

その香りを纏うと自然に彼の顔が浮かんだ。思い出される事はそれだけに留まらない。近所の河原に車を停め、彼がギター片手に歌った“夜明けのブレス”まで聴こえてくる。

ドキドキしながら隣に座った事も

海藻みたいな苔と石と冷たい夜の匂いも

車の中のタバコとココナッツの匂いも

その香水を香るだけで瞬時に甘酸っぱいあの頃に引き戻される。

嗅覚は面白い。

視聴覚で行け得る記憶の域を優に越えてくるのだ。

こんなご時世、旅行を控えなければならない今こそぜひ、大好きだった懐かしい香りを纏い記憶旅行へ行ってみるのもいいかもしれない。





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