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day5_無類の香り好き

素敵なお店、
素敵なオーナーに出会ったの。

少しのイメージを
伝えただけで
こんなにも
的確に解釈して
ドンピシャな香りを
提案されたお店は初めてだった。

数百種類の香水のコンセプトとブランドイメージ、その香水の背景に至るまで。

納得するまで
じっくり時間をかけて
選んで提案してくれる。

オーナーの御眼鏡に
敵う香水だけを取り扱う。

彼の人柄がまたとても素敵。

香水ひとつひとつに深い愛情を感じる。
それも尋常じゃないくらいに、
バンバン感じるのだ。

Histories de perfume
嗅覚で読む本
もと料理人の調香師が手がけるブランド
コンセプトもネーミングセンスもお洒落

Liquid Imaginaires
perfumeの神秘的エロティシズム

私が気になったのはこちら

秘事…気品のある情事を彷彿とする香り
なんか分からない…でもエロいの。
あおーい海の岩陰で愛が交じり合うその様が目に浮かぶ。

それとこちら…

砂漠のギラギラした太陽を彷彿とさせる香り
なんか分からない…これもエロいの。
灼熱の太陽の下、これを纏ったとしても
くどくない。爽やかな甘み。

香りが持つポテンシャル。

その不思議な力。

嗅覚が呼び起こす

感情とか情動
記憶とかイメージ

瞬時にその時その記憶を呼び起こす。

香りの趣向で
その人の人柄が分かる事もある。

香りの持つポテンシャル

それは可視化出来ないからこそ
神秘的で尊い。

ブランドとコンセプト
それに込めたいメッセージ。

イメージを明確化していこうと思った日。

いつの間にか、入店から
4時間も経っていた。

好きな事してると、
すぐに過ぎてしまう時間に
忌まわしささえ感じた。

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