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お役所のおかしなシステム

そろそろ確定申告の準備をしないとなぁ〜という時期になりましたが、住宅ローン控除を受けるための確定申告もしないといけないということもあり、重い腰をあげることにしました。
住宅ローン控除の申告は1月から行えるので、早めに済ませてしまいたいところですが、必要書類等不明な点がいくつかあるので、まずは税務署へ聞きに行くことししましてね。
駐車場の台数が限られているので早い時間に到着するよう向かったのが功を奏したのか、無事に停められてひと安心「ちょいと聞いて、とっとと帰ろう〜」ってな具合にプラプラと入口を入ると、ものすごい人だかりに息をのむっていうね。
番号札発券機が置かれていて、確定申告ご相談窓口ご利用の方はお取り下さいみたいな、気軽に受付に行かれないようになっています。
必要書類がこれでいいか聞くだけなのに番号札取るってか?と思いつつ、一応発券機から紙を引き抜くと「20」と書いてあります。
マジか。
今が何番目なのかがわからないので待ち時間の予想もつかず、1席おきに開いているイスに座ろうかどうしようかも迷う感じの、どうしようか動きが取れない状態なので、忙しそうにしている職員さんがフリーになった瞬間をつかまえて話しかけてみました。
「あの〜、住宅ローン控除の必要書類を確認したいだけなんですけど、番号札取らないとダメですか?」
「そうですね〜、皆さんお待ちなので」と、あえなく却下。
仕方なく静かに待つことにしました。

「16番でお待ちの方〜」と呼ぶ声が聞こえたことから、あと3人待ちというのは確認。
「なんだ、あと3人か。ならダイジョブそうだわ。よかった〜」と軽く考えていたら、とんでもありませんでしたよ。
何を相談しているのか知りませんけど、次の17番が全然呼ばれないわけだ。
10分程してやっと17番が呼ばれ、さらに10分くらいして18番、1人にかかる時間がとにかく長くて、みんな何をそんなに困ってんの?って感じでしたよ。

結局30分以上待ってやっと呼ばれて中に入ると、一人の職員さんが4席分を対応していましてね。相談窓口はそこだけ、あとはスマホ作成コーナーだのの説明やらで動いている職員さんのみ、あとは裏方で2月の確定申告準備でおおわらわという雰囲気でした。
確定申告相談として設けられた部屋の隅っこには、ワタシの前に呼ばれた人がまだ2名座って何か書いていましたから、「そりゃ待つわ」とある意味納得でしたけどね。

ワタシが座ると、職員さんは特に何も言わずワタシが口を開くのを待っていたようなので、聞きたいことを質問しましたよ。
「登記事項証明書は建物だけでいいですか?あと、この書類は提出した方がいいですか?」
これだけです。
職員さんも、これだけですか?みたいな顔してましたけどね。
そうですよ、これだけなのに取って待ってろと案内したのはそちら。一瞬で終わる案件なのに30分以上待ったんだから、そんな顔しないでくれるかなぁ。

現物を見てもらう必要があり、電話での問い合わせは無理だったので仕方がないんですけど、まさかこんなことになるとは思いませんでした。
まぁ、何を準備すればいいのかはわかったので、法務局と役所へ行って必要書類をゲットして帰宅しましたけど、12月中に行っときゃよかったと大反省です。
初めて確定申告に行った時の激混み具合から比べれば全然ですが、もう少し効率よく出来ないのか?とは思いますね。

法務局でも、手数料の支払いが『印紙』で「あちらの窓口で印紙を購入して貼付してください」なんていう、ものすごく効率の悪いことしてますからね。
なんでわざわざ印紙?って思いません?
法務局で書類を取得する場合、交付の申請をして収入印紙を購入し、窓口で呼び出されたら用紙に購入した印紙を自分で貼って交付書類を受け取る、という順番なんですよ。
運転免許の更新手数料も印紙ですけど、この「印紙を買って貼る」ってなんなんでしょう。
印紙である必要性もわからなければ、わざわざ印紙販売窓口を設けていることが意味不明です。(ちなみにオンライン請求の場合は、ネットバンキングやATMでの支払いになっています。)
印紙を販売するだけのおばちゃんに支払われている給料が税金だと思うと、バカげているとしか思えませんが。
オートメーション化出来るのにやらないのは、失業者が増えるからでしょうか。

お役所系に行くと考えさせられることが多いんですけど、この「印紙で支払う」っていうおかしなシステムは無くすべきだと心底思います。


みなさまのご支援に感謝します。