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ないないづくし

「今朝は寒いな〜」とファンヒーターのスイッチをポチッと押して間も無く、給油を知らせる音が鳴る、っていうね。
もう少しあったまってからで良くね?嫌がらせか?とも思えるタイミングに、半分寝ぼけた状態のまま静かに腹を立てましたよ。
で、仕方なく玄関に置いてあるポリタンクまで行き、そ〜っと給油をはじめたわけです。玄関のすぐ横の部屋では母が寝ているので、一応気を遣って。

タンクに差しっぱなしの電動ポンプなので、ノズルを給油口に入れてスイッチオンだけの超簡単作業なため、特に面倒でもなく普通に入れ始めたんですね。
それが、わずか数秒で「ゴゴッ、ゴゴゴッ」と、灯油がなくなるわけだ。

マジか。

灯油は買ってあるんですよ。
横に置いてあるんです。
固定してあるポンプを灯油が入っているタンクに移動させれば済む話なんですけど、なぜ今?!ってヤツですよ。

嫌がらせか?

まだ薄暗い、じんわり冷える朝っぱらに、寝ぼけ眼で灯油タンクとにらめっこするババアの姿を想像してください。
ヒーターつけたい→給油必須→ポンプの移動→給油出来る→給油完了→ヒーターつく→あったまる
肝心カナメの「ポンプの移動」←今ココなわけだ。
この一番面倒な作業をやらないと「給油出来る」状態にならない、前には進めないので「あったまる」ことは出来ない、早くやっちまえばいいのもわかっている、でもめんどくさい。
と、しばらくフリーズ。

大きなため息をついて意を決して立ち上がり、やりましたよ、ポンプの移動を。

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ポタポタ垂れる灯油に注意しながら慎重にポンプの抜き差しをしたはずなのに、側面からこぼれていたようで急遽床掃除がはじまる、っていうね。
もう最悪。

タンクと床を雑巾で拭いてヤレヤレ、これでようやく給油が出来ると再びスイッチを入れると「アレ?」、今度はうんともすんともいわないわけだ。

ここで電池切れ?今?今なのか?
信じない。信じたくない。

電池が入っている部分をたたいてはスイッチを入れたり切ったり、それでもダメなら電池が入っているフタを開け、電池をクルクル回す作戦だ。
単3が4本なんて、今はマジ困るわ。
もう必死ですよ。
全部抜いて手であっためたり、振ってみたり。しばらく置いてじっと待つ、みたいな。
あの手この手でパワー復活を試みた結果、じんわり弱〜い力で動き出し、自動ストップするまでなんとか動いてくれて、ギリな感じで給油は完了、やっとヒーターをつけることが出来ました。

ストップづくしの朝に「イヤイヤ参った」と、のんびりカフェオレでも飲んでゆっくりしようかとヤカンに火をつけると、まさかのコンロの電池交換ランプが点滅するっていうね。

おちょくってんのか?

「忘れないうちに電池を買いに行く」と、強く決心した朝です。

みなさまのご支援に感謝します。