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ニューアイテム

「試しに使ってみる?」と、友人が貸してくれた『Craft ROBO(クラフトロボ)』は、パソコンで作成したデータをカッターやはさみを使わずに切り抜く自動カッティングマシンで、フィルム、シール、紙などを美しく切り抜けるのでとても便利なアイテムなんですね。
エアブラシで文字を描いたりする時には、この切り抜いたベースがあることで美しい仕上がりとなり、作業の時間短縮にもつながるので必要なものではあったんですが、なかなか手が出せないシロモノだったんですよ。
ソフトで作成したグラフィックデータからシールやラベルも作れるので、オリジナル商品にも活用すれば幅が広がるんじゃないかとも思っていて、これから加えたいアイテムのひとつでもありました。

このクラフトロボは友人の作業部屋で眠っていたものなんですが、ちゃんと使えれば買い取らせてもらおうと思い、昨日はその動作確認をしてみたんですがね。
今使っているMacbookでは “OSが対応外で使えない” ことが、すぐさま判明。このモデルは2011年に生産販売が終了しているので、今のOSでは動かせないらしいんです。

ここでちょいと解説。OS?対応外?とパソコンのことがわからない方に簡単にご説明しましょう。
まず、OSとは「Operating System」の略で「操作するためのシステム」をいいます。パソコンを操作しやすいようにサービスしてくれる “基本のソフト” のことで、パソコンにOSが入っているからこそ文字を打つとか色んなことが出来るんですね。
このOSが古いままだと “今の新しいものが使えない” とか面倒なことが起きるので、バージョンアップなんてのをしてソフトを最新の状態にするんですが、OSというのはどんどんバージョンが変わっていくので、サービスをサポート(対応)してくれる期間にも終わりがあるわけです。
クラフトロボは古いOSでしか使えない(対応出来ない)ようになっているので、新しいOSが入っているパソコンではどう頑張っても動かすことが出来ない、ってことなんです。
そのOSの種類というのは、ほぼマイクロソフト社のWindows、またはアップル社のMacintoshに分かれる、というのはなんとなくわかりますかね。
パソコンに接続して使う機械(プリンターなど)を使えるように設定する時は、自分が使っているOS(WindowsかMac)に合わせてシステムコピー(ダウンロード)をして、パソコンシステムに組み込んで使えるように(インストール)するんですが、我が家にはMac以外に古いOSのWindowsがあるので、今回はそっちでクラフトロボを動かしてみることにしました。

さすが、古いだけあってすんなりインストールが完了し、クラフトロボの電源も入り、テストカットもOK。順調な滑り出しにゴールは目の前、イラストレーターで作成した文字を試しにカットしてみようと紙をセットして、ワクワクしながらスタートボタンをクリックすると、止まりました。
ウンともスンともいわない、印刷できませんともいわない、エラーメッセージが何にも出ないまま動かないんですよ。教えてくれないとわかんないんですけど?って感じなんですけどね、なぜかそれ以上進まない。完全にストップしてしまう原因は不明で、何かが違うから動かないっていうのはわかるんですが、何が違うのかがわからないっていう、八方塞がりの状態になってしまったので、また最初っからやり直しですよ。

ここまですぐに出来た風に書いてますけどね、実は、イラストレーターを使える環境に設定するところから始めてるので、クラフトロボをつなぐまでに5時間かかってます。古いOSなので動きも遅いし、ずっと画面眺めて待ってる感じでイライラが最高潮の中、ゴールを目前にスタートからやり直しっていう残酷すぎる結末に、自分でも驚きですよ。
すごろくであとちょっとでゴールなのに “ふりだしにもどる” が出ちゃった、あの感じね。

なんかものすごく疲れたので、ちゃんと調べてからまたチャレンジすることにします。

みなさまのご支援に感謝します。