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重要書類の行方

役所から取ってきた書類が必要数足りないことに気づいてヤル気が失せてしまった昨日の午前、母が役所に行く用事を急遽手伝うことになり、午後に再び役所に行く理由が出来ましてね。
ある意味ラッキーで、昨日のミッションをリカバーするチャンスが訪れました。
(昨日の記事参照→『今日のミッション』)
住宅ローンの融資契約に必要な書類諸々を揃えている最中なんですが、土地所有者である母にも用意してもらわないといけないものがあり、書類の取得をお願いしていたところ「お母さんよくわからないよ」と言うので、ついて行ったわけです。

家まで母を迎えに行き、14:00過ぎには役所に到着。役所での手続きはなんなくクリアして、ワタシも足りなかった書類をゲットできたのでひと安心、必要なものは無事全て揃いました。

母を家に送る途中の車内で、その他の必要書類について話していた時のことです。
「そういえば、土地の権利証、どこやったけね?」と母。

それって、ヤバくね?
家を取り壊すのに母の大量の荷物を大移動しなければならず、えらい数の段ボールに色々詰めまくっていてどこに何を入れたかわからない感じになっていたのは知っています。
ただ、大事なものはピックアップしていたはずなので、まさかとは思ったんですが「そんなのこんなタイミングで必要になるとは思わないからね〜」と、あるにはあるけどどこに入っているかわからないんだ、と言い出しましてね。

家に着くと、締めっ切りの蒸し風呂の部屋で、窓を開けないまま探し始める母。
1分も経たないうちに汗が吹き出ます。
エアコンがある部屋に母の荷物が山積みなので、エアコンがつけられないっていう状態なんですが、「せめて窓は開けようよ」と窓に手をかけると「あったあった」と、無事に見つかりました。
なんとなくこの辺じゃないかと予想はしていたようで、見つかってすぐ「まだボケてはいないよ」と自慢げな表情でワタシを見るんですがね、(誰もボケてるなんて言っとらんわ)と心の中でつぶやきました。
すると、安堵したのもつかの間「こんな大事なもの、しまい込んだはずはないと思ってはいたんだよ〜」と言って、いきなり目の前で権利証の閲覧会が始まりましてね。
「これは一番古いやつで、ほら手書きだよ。すごいでしょ」と、昭和の権利証をご丁寧に見せてくれるんですが、見つかったならこっちはとっとと帰りたいわけだ。

それ、今じゃなきゃダメですか?今見る意味がわからない。それに、必要なのはそれじゃないし。今回いるヤツはどれなのよ。

と、口に出すのも億劫なワタシは終始無言。
で、無意識に口から出た言葉はこれですよ。
「OK?」

なんて便利な言葉でしょう。
こんな状態で短く簡潔な言葉がよく出たもんだ、と我ながら感心しますが、これには母も「ダイジョブよ、よかったよかった」と上機嫌だったので、もめることもなく丸くおさまりました。

普通は、融資→工務店に完済→登記完了→引き渡しの流れなんですが、工務店さんのご厚意で先に引き渡しをしてもらえることになったので、今週末いよいよ新居への移動がはじまります。
外構も工事中とあっていろんなことが同時進行の状態ですが、全てが滞りなく完了できるようただただ祈るばかりです。



みなさまのご支援に感謝します。