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履歴書にみる時代遅れな日本

超久しぶりに履歴書なんぞを書いているんですが、書くたんびに「こんな情報いる?」と突っ込んでやまないのが、趣味や特技の欄です。
「面接の時に聞けばよくね?」と思うのはワタシだけですかね。
その人が何を得意とするのか、何が出来るのか、どんな経験があるのかが一目でわかればいいわけで、資格や志望動機の欄はあっても良いとして、趣味特技って項目は適切とはとても思えないんですよ。

そもそも書式が今でも昔のまんまっていうのがおかしい。今のニーズには合わないし、正直、学歴なんて一番いらないよね。
学歴は、スキルがある一定レベルに到達しているかどうか目安にするためなんでしょうけど、それは多数の人材を採用する時代に必要な情報ってだけで、今は少数レベルの即戦力が必要とされる時代なのでそこはいらないと思うわけです。
今何が出来るのか、ってことを書面に記す方が大事。
学歴で人を判断するなんてことをいまだにしているとするならば、それはもう問題外で話になりませんけどね。

アメリカの履歴書では、経歴よりも自分が持っているスキルやこれまでの実績などをアピールします。
履歴書といっても決まった書式がなく、自身で自由にアレンジして採用担当者にいかに自分が最適であるかをアピールして職を得るんですよ。
日本と大きく違うのは、手書きはNG、写真なし、生年月日も性別も書くことはありません。推薦人という項目を入れ、更に添え状をつけるのが特徴です。
アメリカでは「自分を売り込むツール」として使われるアイテムなんですね。

日本で履歴書を扱う場合は、応募者がどんな環境で学んできたかみたいなものを見て、内面を重視しているように思いますが、まず入口となるのは顔写真です。
書類に貼り付けるこの「写真」が審査側の心象に大きく影響を与えるので、応募側は印象の良い顔写真を用意するわけですよ。
意味がわからない。
中身を判断するために外見でまず決めんのか?って思います。
日本の雇用形態が様変わりしているというのに、履歴書の書式が昭和なままなのが不思議でならないんですがね。

募集する側が、登録に必要な情報くらいのレベルで「履歴書持参」っていうのは本当にやめてほしいと思います。
アルバイトの応募なんかは今は履歴書不要のところも増えていて、その場で必要事項を記入するだけで済むので助かりますけど、履歴書持って面接行って、大して見ないで受け取るだけなんてことをされるとホント「履歴書って意味ないじゃん」と憤るわけです。

って思いながら書いてますけどね。
マジ、書式も形式も、改革を心から望みます。


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