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絵を描く資料を集める

先日noteで『人間っぽい表情の動物たちを描きたいので、アイデアスケッチ中』なんてことをつぶやきました。

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今は、「ネットで資料を探すことができる」っていう便利な時代になりましたけど、ワタシが学生の頃は絵を描くための資料集めに心底苦労しました。
図書館や本屋をまわり、1冊1冊手にとって中身を調べるわけです。
写真集や図鑑、雑誌に至るまで、目についた物を片っ端から見ていく感じで、そこに費やした時間はハンパないものでしたね。

今みたいに「スマホでパシャッ」なんて出来ませんから、リアル画を描く課題の時なんかは、たったワンショットの為に写真集を買うこともありました。
リアル画の見本となるもの(写真)は、鮮明に映っているものじゃないと資料の時点でダメ出しされてしまうので、そりゃ〜もう必死ですよ。
先生にOKをもらってからじゃないと先には進めないシステムで、①アイデアスケッチ→チェック、②ラフスケッチ(完成予想図)→チェック、③下書き&絵の資料→チェック、④色塗りして完成後→チェック、と「チェックの嵐」で『合格』が出るまで続きます。
やっと完成して提出しても「もう少し」と突き返されることも珍しくなく、いつまで経っても受け取ってもらえないこともありましたね。

ワタシは、デザイン学校のイラストレーション科に通っていたんですけど(30年近く前のことですが)、毎日授業が異なり描く課題が違う→(〈月〉デッサン、〈火〉イラスト、〈水〉デザイン、といった具合になる)ので、ひとつでも提出が遅くなると提出期限が重なったりして、地獄の日々になります。
制作期間(授業のトータル時間)は決まっているので、アイデアスケッチや資料集めに時間がかかってしまうと、制作する時間が短くなって超大変なことになるわけですね。

画材がパンパンに詰まったリュックを担いだまま、学校帰りに図書館や本屋をまわってから帰宅して課題制作、っていうのが当たり前でしたけど、今では考えられませんよ。

だって、これだから↓

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とんでもない量の画像がパソコンで探せちゃうっていう、ホント便利な時代になっちゃって、オバさん感激です。

だいぶ前に「Pinterestを活用する」っていう記事を書いたんですけど、資料集めでもとても役立っていまして

スクリーンショット 2021-03-30 9.22.02

画像をデータでストックしておいて、使う時に出力(プリントアウト等)して利用しています。

ってことで、Pinterest 大活躍中です。

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みなさまのご支援に感謝します。