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観察力の大切さ

桜の花というのは、枝から分かれた長い茎の先に、花がいくつか束のように咲いているのが特徴です。花びらの枚数は基本5枚、品種によってはそれ以上のものもあり花の大きさや色も様々です。
桜の原種(野生種)は9種存在し、変種をあわせると100種以上が自生していて、園芸種は品種改良などで今では数百種類に増えています。
中でもポピュラーなソメイヨシノ(園芸種)は、野生種と違い自然に増えることがないので人の手によって広まる以外に手立てがなく、接木もしくは挿し木などの栄養繁殖の方法で保存されたから故に今日まで残っているということなんですが、人が手入れを怠って放置すればやがて寿命が来てソメイヨシノはなくなってしまう、ともいえますね。

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ワタシが絵を描く際は、こんな具合にモチーフとするものの情報を調べるところからはじめます。触った感触や香りなんかも絵の制作にはとても重要な情報なので、実際に現物を見に行くこともしょっちゅうあり、一時期は動物園に通ってずっと動物を観察したこともありました。

絵を描くには「観察力」が重要です。
観察力とは、ただ見るだけではなくそこに “知る力” が加わります。重要な部分を注意深く見た上で、なぜなんだろう?と考えることでいろんな情報に目を向けることが出来、観察だけで得られた小さな断片だけではなく、さらに深い原点に気づくことが出来たりして、結果それが創造へと結びつくんですね。
観察をすればするほど疑問が湧いてきますし、調べれば調べるほど色々とわかってきます。
役立つ「観察」の裏で、それに基づいた考えで新しいアイデアが浮かんだり、より多くの知識が得られるようになるということなので、観察するクセをつけることと観察力を育てることは、表現者にとって最も大切な基礎といえます。



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