『アートな部屋』に手を加える
「キッチンカウンターの開口部上側に装飾板を取り付けようと思ったら、サイズを切り間違えちゃってやり直しになった」っていう記事をだいぶ前に書きましたが、やっとこリベンジです。
今回は、ちゃんと切りましたよ。(塗装までの工程は前回と同じなので端折ります。)
出来上がった板を開口部にあてがって位置を定め、1枚づつビスで留めていきます。
実は今回、前回切り間違えた板とは違うサイズで作っています。
前は6cm幅の板を6枚並べて36cm幅に仕上げるようにしたんですけど、9cm幅を4枚にしました(仕上がりサイズ幅は同じです)。
板のカラーを壁紙の模様に合わせてボルドーっぽく仕上げたら、照明の雰囲気とも合ってお店のカウンターみたいになり、依頼主さんからは「裏側から見てもいい感じ」と、キッチン内からの眺めも良くなったと喜んでいただけました。
更に同日、以前からご依頼があったロールスクリーンを取り付ける作業も行いましてね。
随分前にグラデーションカラーのボイルカーテンを取り付けたことはお知らせしていましたが
この部屋が、思いもよらずいろんな方に多く活用されているようで
時には目隠しが必要になるということで、部屋の中が外から丸見えになってしまうボイルカーテンの部分をなんとかしたい、ということだったんですよ。
カーテンレールはシングルなのでカーテンは1種類しか取り付けられませんから、窓枠内に目隠しとなるものを付けようか?となったわけです。
で、「見た目がスッキリで使い勝手が一番良いのはロールスクリーンであろう」となりまして、特殊サイズの窓でも対応できる5mm単位で製作可能なところでオーダーし、ピッタリのサイズのものを用意しました。
窓枠内におさめたいので、天井付けで取り付けます。
金具を付けて
ここに本体を取り付ければ完成です。
ロールスクリーンを下まで下ろしてカーテンを閉めるとこんな感じで
ロールスクリーンを半分まで下げてカーテンを閉めると、こうなりました。
カーテンがグラデーションカラーで半分から下にかけて色が濃くなっているので、ロールスクリーンを使用することでツートンカラーのようになって、これはこれでキレイですね。
ひとつひとつ仕上げていくと「ここにこんなのがあったらいいね」っていう具合に、そこに必要なモノが見えてきます。
徐々に創り上げていく作業はとても時間を要しますが、時間をかけることで吟味しながら調整出来ることがたくさんあるので、ワタシにとっては結構重要なポイントになっています。
家を建てる時はそうはいきませんよね。
設計図の中で詳細までイメージして家を作っていかないとならないので、経験したことのない素人(施主)には本当に難しい作業です。
実際に住んでから「こうすれば良かった」が見えてきたりして、ここからベースとなった家(部屋)をカスタマイズしていくのが楽しめれば最高なんじゃないかと思うんですね。
最近はDIYが当たり前になってきて、空間づくりを楽しむ方が増えたことで、便利な道具やおしゃれなパーツも手軽に手に入るようになりました。
自分たちで出来ることもたくさん増えましたけど、モノを作るだけじゃなくデザインやアイデアを提供出来るというのがワタシの強みなので、ここを上手く活用していきたいと思っています。
今回装飾板をつけたことで、このカウンター部分に更に加工を施すことになり、今から新たなプランを練ることになりました。
この『アートな部屋』はゴールが未定なので、いつ完成となるかははっきりしていませんが、更にカスタマイズされていく様子を今後もお楽しみに。
みなさまのご支援に感謝します。