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ネーミングセンス

既存の語を省略したり組み合わせたりして新しく作られる語を「造語」といいますが、ただ単に作ればいいわけではなくセンスが問われます。
商品やサービス、キャッチコピーなんかに造語が使われるのは、ネーミングによって商品のイメージが大きく変わったり、商品自体の売れ行きが左右されたりするからです。
辛いとムーチョ(スペイン語で“もっと”の意)で「カラムーチョ」、“Spirit(元気)”と “Sprite(妖精)” を組み合わせて「スプライト」、“ グルメ(食通)” と “ナビゲーター” で「ぐるなび」、“Instant(即席、その場ですぐに)” と “Telegram(電報)” を掛け合わせて「Instagram」など、例を挙げたらきりがありませんが、どれもとても印象に残る名前ばかりですね。
特に、小林製薬の「のどぬ〜る」「熱さまシート」「ガスピタン」「ナイシトール」などの、ダジャレ的どストレートなネーミングセンスには脱帽です。

今となっては普通に使っている語、例えば「固定電話」も、携帯電話が普及された後に作られた造語ですからね。それまでは「電話」だったわけです。新しいものが出来たために、それまでにあったものに区別するために為に作られた語、ということです。
今の時代に伝わっている語というのは、何らかの意図や必要性によって造語されたものがほとんどなんですが、それがいつ、誰によって作られたのかは知らないまま、いつの間にか誰もが使う語へと浸透していきます。
要は、あらゆるシーンにおいてネーミングはとても重要ってことですね。

実は今、新しいブログタイトルを考えているんですがね。(ちなみに “ブログ” も造語で、“ウェブ上のログ” を短縮したものです。)
イメージが伝わりやすく強く印象に残る言葉(名前)はないか?と、タイトルを考え初めて早2ヶ月。
「自分が伝えたい内容にマッチして、尚且つインパクトがあり、タイトルを見ればどんなブログか瞬時に推測できる、誰でもわかるやさしい言葉を使った短めのブログタイトル」をつけたいので、限られた文字数のなかで複数のコンセプトを表現しなければいけないっていう、自らハードルを上げた状態でフリーズ中です。
タイトルが決まらないのでアドレス設定が出来ない、っていうね。アイデアは出てもガツンとくるものがないまま停滞しているので、進まな過ぎて凹むんですけど、ネーミングは集客に重要な要素のひとつなので、適当な名前じゃなく、ここは根気よく考えたいと思います。

みなさまのご支援に感謝します。