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「お金」とは何か

毎月20日になると、銀行口座の残金を確認して入金するというのが常になっていて、毎月この日を目指して調整をしている感じです。
会社に勤めていれば、指定の口座に振り込まれるのが普通なので「出金する」という作業になりますが、ワタシの場合は逆です。
お客様から直接頂いたお金を、引き落とし用に「入金する」んですね。
この「お金を直接やり取りする」という行為はワタシにとってはとても貴重で、必要なプロセスでもあります。

それは、人様とお金の有り難さを心から実感するからです。
会社に属している時は、そんなことはこれっぽっちも感じませんでした。
通帳の残高という「数字」で確認し、機械にカードを入れればお金が出てきますから、お金というよりは数字としての認識の方が強かったんですね。
機械から出てきてはじめて「お金」になるわけです。

そもそも、なぜ「お金」ができたと思います?
簡単に説明すると、物々交換だった時代は物を巡って争いが絶えず、飢餓や強奪で苦しむ人が多かったので、「お金」という物を作ってそれでやり取りをしようとなったんです。でも、いきなりそんなこと言われても物々交換で暮らしていた人たちには理解すらできません。
お金の本来の意味は「信用」で、人を信頼させるアイテムなんですよ。
着る物が欲しい人と食べ物が欲しい人がいたとします。物々交換では、お互いに相手の必要とするものを持っていれば交渉は成立しますが、欲しいけどあげるものがない場合、代わりに「お金」を渡すということですね。
こんなものいらないから食い物よこせ、となったはずです。
そんな時代に「お金」を理解して利用しようとした人がいたからこそ、今こうやってワタシたちは普通にお金を活用しているわけです。
それを考えると、最初に「お金」を信じた人はすごいと思いませんか?

今、手形だの振込みだのが存在するのは、信用があるから実現しているんですよ。
「お金」は人を信じて円滑にやり取りするために作られた物と知れば、お金に対する考え方も変わると思うんですがね。
電子マネーが主流になっていくであろう今、「お金」の本来の意味は知っておいた方が良いと思います。

お金に振り回される事なく生きていきたいものです。

みなさまのご支援に感謝します。