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目には見えない世界

突然画像が頭の中に浮かぶ、なんてことが小さい頃からよくあって、ソレがなんなのかわからないまま過ごして大人になったんですがね。
「何言ってんだ?」と思った方は、読み進まなくていいんですよ。あまり受け入れてはもらえない話を今からちょっとだけしますんで。

例えば、家族が会社での出来事を話しているとします。
「今日、新人が来てね」と、その人の様子や周囲の反応なんかをこと細かく話しているのを聞いていると、ワタシの頭の中に画像が浮かんでくるんですね。
知らない男性がイスに座っている姿で、ソレが横からの角度で見えている画像です。でも見えるのは腰から上だけで、どんなイスかは確認できません。ただ、座って喋っている、というのはわかる感じで、襟付きのブカっとした服を着ているとか、面長の顔とか、短髪で前髪は上がっているとか、結構細かい部分まで認識できるレベルです。
でも、コレがなんなのかわからない、なんで頭に浮かんでくるのかもわからない、っていう状態で過ごしてきました。

はい、ここで「なんだこいつ?」と思われた方は退出してください。信じる信じない、とかの話ではないので。

何年か前にソレがなんなのかを確かめようと、話している本人に聞いてみたことがあります。「もしかして、こういう人?」と。
何人かと答え合わせをしていくうちに、どうやら話している人が見たものや心情がそのままワタシの頭の中に伝わっているようだとわかりました。でもソレは、ワタシがその人と目を合わせながら話した時にしか見えない、ワタシがその人の話を聞こうとしないと見えないみたいですけどね。この頃から少しずつ謎が解けはじめた感はあります。

更に、未来的なことが画像で見えることが昔からあり、ソレについてはある意味ビビってました。
名前も知らない芸能人の写真が突然頭の中に現れたと思ったら数日後にその方が亡くなるとか、とある飛行機の静止画像だけのへんてこりんな夢を見た翌朝テレビをつけたらその飛行機がハイジャックされてたとかね。
「マジ、こういうのやめてほしい」と思ったことが、何度もあります。

こういう「頭に浮かぶ画像のナゾ」っていうのが少しずつわかってはきたものの、全く意味がわからない画像の時もあります。何日も同じ画像のリピートとか。
「モンゴル人のおばちゃん」の “どアップ” が頭に浮かんで数週間離れない時は、いい加減にしてくれと思いましたよ。結局ソレがなんなのかはいまだにわらないままです。

こういうのは、自分の意思で止めることができないし解明のしようがないので非常に厄介です。
人と話しているといろんな画像が乱れ飛ぶので、自分でコントロールできるようになれんもんかと、心底思います。
疲れちゃうんでね。見えるだけじゃなく、頭の中に聞こえてくるものもあるので。

最後まで読んでくださった方は、「こういう人がいるんだ」と興味や理解を示してくださる方だと思います。
まぁ、こんな絵描きがいてもいいんじゃないでしょうか。
宇宙とか神様とか天使とか、そういう話も機会があれば書きたいと思います。

みなさまのご支援に感謝します。