見出し画像

オススメする万能なイラストボード

友人から「アクリル絵具で絵を描いてみたいから教えて欲しい」と言われたので、「どんな絵を描きたいの?」と尋ねたところ「リキテックスで描いてみたい」との答えが返ってきましてね。

リキテックスというのはバニーコルアート(旧バニーコーポレーション)が取り扱うアクリル絵具で、特徴としては、乾燥後は水に溶けない耐水性となり、重ね塗りをしても下の色がにじみ出さず、油絵具のように厚塗りをしてもひび割れることがない上に、水で薄めて “にじみ” や “ぼかし” が表現できたりと幅広く使えるので、世界中のあらゆるアーティストに愛用されています。
また、紙やキャンバスだけではなく、布、木材、石、コンクリート、など様々な素材に描くことができるので、壁画制作なんかにも取り入れられているとても万能な絵具なんですね。
ただ、お高い。
20mlチューブで1つ200〜400円、色やタイプによっては700円以上しますから、リアル画を描こうものなら何十色も必要なので数万円が吹っ飛びます。

友人に関していうと「お金はある」そうなので、高額であるという点での心配は無用でした。使いたい画材がハッキリしていたので「じゃあ早速リキテックスがどんなものかを知ることから始めよう」ということになり、絵具と筆と紙を調達することになりましてね。
絵具は基本色のセット、筆は平筆と面相筆を各3種で問題なく揃いそうなんですが、問題は紙です。

ワタシがアクリル画を描くときに使うのは、クレセントイラストボードというアメリカのクレセント社のもので、Too(旧いづみや)が販売しています。クレセントイラストボードは、とにかく何にでも適しているという万能なボードなので、はじめて絵を描く方には特にオススメなんです。
こんなに万能なのに、これまた世界堂では売っていないっていうね。
Tooの製品は取り扱っている店舗があまりないんですよ。
先日行った世界堂にもコピックマーカー(Too)がなかったですからね。先に記したリキテックスのバニーコルアートもTooの関連会社なので、会社間の取引がないのか?世界堂にない理由なのかもしれません。
じゃあそのクレセントイラストボードをどこで買うのかというと、手っ取り早いのがネットショップです。
Tooのサイトでも会員登録すれば購入出来ますが、楽天市場でも見つけたので参考までにご覧ください。
楽天市場で販売されているクレセントイラストボード

見て頂くとわかるんですが、めちゃくちゃ種類があるので「どれを買ったら良いのか?」というのがわからないところでしょう。
クレセントイラストボードは番号(No.16とかNo.99とか)で厚みや紙の目が表されていて、厚みは1〜2.5mmあり、細目や中目など数種類から選ぶことが出来ます。
ワタシは No.110をよく使っていましたね。同じ画面にリキテックスとガッシュで描きたい場合にとても便利だったので愛用していました。
クレセントイラストボードは、リキテックスやガッシュの他、水彩、カラーインク、パステル、エアーブラシにも使えるので、「もしリキテックがイマイチとなってもわざわざ紙を買い変える必要がない」というオススメポイントを含め、友人に伝えました。どんな絵を描くのかはこれから決めて、それに合わせてアドバイスしていくことにします。

ちなみに、オールマイティに使うなら中目がオススメですが、色鉛筆やペンで描く場合は中目よりも表面が滑らかな細目の方が良いと思いますよ。
参考までに。

クレセントイラストボードについて、記事を追加しました。
クレセントイラストレーションボード

みなさまのご支援に感謝します。