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カフェみたいなフワッフワミルクを作りたい

朝はコーヒーを飲むのが習慣で、コーヒーの香りが1日のはじまりのスイッチ的な役割をはたしているので毎日欠かせないものとなっていますが、数年前までコーヒーは飲めなかったんですね、ワタシ。
「ただ苦い」っていう理由なので、コーヒーには必ず砂糖と牛乳をドバドバ入れてコーヒー牛乳にして飲んでましたけど。
コーヒー好きなワタシの母は、コーヒー豆をミルで挽いて飲む人なので、ワタシのこんな様子を見る度に「せっかくのコーヒーが…」と、残念そうな顔をしていました。「わざわざ豆挽いて入れてるのに、味も香りも台無し」と思っていたはずです。
自分では何ら問題はなく、むしろ美味しく味わっていたので40過ぎるまでこんな感じでしたが、勤めをやめて個人で活動することになってから、訪問先で出される飲み物は大体がコーヒー、ということに気づきましてね。
ブラックなんか出てきた日にゃ、もう目の前が真っ暗になるわけですよ。
ミルクも砂糖も入っていない苦くて黒い汁を「うまい」と言って飲むヤツの気がしれない、と思っていたワタシには拷問でしかなく、「皆が皆、コーヒー飲めると思うなよ」と怒りさえ覚え、「コーヒーいかがですか?くらいの言い回しは思いつかんのか」と、心の中で腹を立てたもんです。

でも、こんなことでイヤな気分になりたくないじゃないですか。
「コーヒーは苦手なので」とか「お砂糖とミルク頂けますか?」とか、こっちが気を使うようなわずらわしさから抜け出すには、飲めるようになるしかなくね?と思ったわけです。

それで、コーヒー豆を買い、ミルで挽いて、ハンドドリップでコーヒーを入れて飲む、っていうのをやりはじめました。
最初は砂糖6gとコーヒーミルクを入れ、慣れてきたら砂糖を4g→2gと減らしていくっていう、いわば『訓練』ですね。
最終的にはコーヒーミルクだけで飲めるようになり、今では砂糖を少しでも入れるととても甘く感じるようになりましたから驚きです。(ブラックだと胃が痛くなるので、ミルクは少量でも必ず入れるようにしてます)

コーヒー牛乳(砂糖入り)しか飲めなかったのが、ウソみたいですよ。
(ちなみに、カフェオレはコーヒーと牛乳の割合が1:1で、コーヒー牛乳は比率の基準はなくミルクが主役のものをいいます。)

今ではサイフォンで入れたりもしますし、自分の味の好みもわかってきたので、パッケージに書いてある豆の情報を見ておおよその検討がつけられるようになりました。

で、ここ数ヶ月はず〜っとカフェオレで安定していたんですけど、なんとなく「ちょいと違う気分を味わいたい」「カフェなんかで見る小洒落たフワッフワのミルクが乗ってるヤツが飲みたい」とふと思いましてね。

あのフワッフワのミルク(フォームドミルク)は、専用のミルクフォーマーがあれば自宅でも出来るっていうんで調べてみると、簡単にこの泡が作れるミルクフォーマーが100均に売っているというじゃありませんか。

先端に円形のバネが付いた電動のスティック型ミルクフォーマーを、温めた牛乳の中に入れてスイッチを押すと、振動によって撹拌かくはんされてフワッフワの泡が出来上がるっていうんですから、これはやってみたい。

ってことで、買ってきましたよ。

ミルクは60〜65度くらいに温めるといいそうなんですけど、レンチンでどれくらいやればその温度になるか分からないので、とりあえず試してみます。
我が家にはおしゃれなピッチャーみたいなものはないので、耐熱性の計量カップを使うことにして

料理用の温度計で、冷蔵庫から出したばかりの牛乳の温度を測ってみると

10度。

カフェオレを作る時に使用する分量と同じ量(80ml)を温めてみますが、まずは、40秒(500W)チン。
温度を測ると

50度いっていません。
見ての通り、ウチにある温度計は50度までしか測れないので、この後はカンですが、もう10秒チンして作ってみました。
ミルクフォーマーを入れてスイッチオン。

10秒くらいで、こんな感じ↓

更に10秒ほどで、ここまでフワッフワになります。

で、入れたてのコーヒーに

ミルクを注いでいくと

出来ました。

フワッフワです。

ミルクの温度が65度を超えると風味がなくなる上、泡が荒くなるらしいんです。
牛乳のタンパク質は72度で固まり甘味も失われてしまうため、70度以上にならないようにするのがポイントなんだとか。
そんなに違うものなのか?と興味が湧きまして、この後温度高めの牛乳でやってみたところ、ポコポコ泡が出来てゴワっとした舌触りになったので、温度は最も気をつけるべき点のようです。

しばらくは、このフワッフワミルクのカフェオレを楽しみたいと思います。

みなさまのご支援に感謝します。