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長年のモヤモヤがやっと晴れる

ネットショップやらウェブサイトやらを整理している最中ですが、全てにおいて原画を販売することをやめました。
目的とズレている、という答えが出ましてね。

「絵で食っていく」ことを目標として掲げてはいたものの、なんとなくしっくりこない自分がいたんですよ、実は。
「絵で食う」ってことは、「絵で稼ぐ」ってことになります。
そこがピンとこなくて、ずっと考えてたんですね、5年くらい。

「絵で食っていきたい」とか「絵で食えるようになりたい」と口では言ってますけど、要は「自分の出来ることで生活には困らない程度の収入を得られるようになりたい」ってことなんです。
簡単に説明するとこうです。

『死ぬまでずっと絵は描いているだろうから、気持ちに余裕を持って生活できる環境を作りたい。だから、どこかに勤めるとかストレスが生まれるような働き方はしたくない。となると、自分が出来ることで自力でどうにか稼がないといけない。じゃぁ何で稼ぐ?得意なのはなんだ?絵を描くことだ。ってことは、「絵で食っていく」ってことになるな』
と、こうなっただけなんですよ。

でも、なんかモヤモヤするわけだ。
自分の口で「絵で食っていくのが目標です」と言うたんびに心がざわつき、「そうじゃなくね?」という声が聞こえてくる感じなのに、何が違うのかはわからないまま時はどんどん過ぎていく、みたいな。
これを5年くらいやっていたわけです。

絵を描くのは好きじゃないというのはいまだ変わりませんが、絵を描くことはやめないというのも確かです。
それは「絵を描き続けよう」と決心した瞬間があったからなんですね。
ワタシが離婚をして実家に帰り、子育てと仕事の両立に悪戦苦闘していた時、お世話になっていた母のような存在の方が病気になられて、病床でワタシにこう言ったんです。
「こんなにすごい絵が描けるのに、どうして描かないのかずっと不思議に思っていたのよ。たくさん絵を描いて、たくさんの人に見てもらいなさい。あなたはそのために生まれてきたのよ」
この言葉を聞いた時、心にズドンと響くものを感じましてね。

絵を描こうと思ったキッカケはまさにこれだったんですけど、ワタシの心に響いたワードは「たくさんの人に見てもらう」だったんです。
絵で食っていくことじゃないんですよ。
だから、原点に戻ることにしました。
絵でお金を得ることが目的じゃないので、絵(原画)は売らないことにします。
販売してしまうと、たくさんの人に見てもらえなくなるからです。
超単純な話。
「展示会で原画をたくさんの人に見てもらいたい」
ただこれだけなんですよ。

で、ショップではグッズのみ販売に変更しました。
ちなみにショップBASEでは、BASEでのみ買えるスマホケースをアップしましたよ。

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じゃあこれからどうすんだ?って話ですが、長年の心のモヤモヤがスッキリしたことがワタシにとっては大収穫なので、今は幸福感でいっぱいです。
現在や少し先の未来における経済面での危機的状況の把握について等をまだ何も考えていないから、というのもありますけどね。
新たなスタートに向けて、目標を見つめ直して計画を練ることにします。

みなさまのご支援に感謝します。