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とある春の夕暮れ、道端で

子供のころ、「元気玉」を数時間、
ためたことのあるあつしです。こんにちは。笑

世代の方にしか、わからないかな。笑





数日前の
とある夕方。


私はふらーっと
野菜を買いに外へ出ましたらね、


仕事帰りのサラリーマン風の
スーツを着た40~50代くらいの男性が
道の反対側の向かいから
歩いてきてたんです。


その方、


なにかあったのでしょうか、
絵に描いたように
がっくりと肩を下ろし、


気力が無く
疲れ果ててHPゼロみたいな感じで


ゆーっくりと
やや前方の地面を見ながら
歩いてたんです。


通りすがる人は
半数以上の人は二度見するような
そんな感じ。


すると、


その方の真正面から
健康そうな私服の男性が歩いてきましてね、


思いっきり肩がぶつかったんですよ。


一方はボーっと下を向いてますから
まぁぶつかっても不思議ではないんですが、


そのぶつかった私服の男性は
すごく不機嫌に、怒ってしまい、


スーツの男性をにらみつけ
なにか言いつけたあと、

胸ぐらを掴んで
めっちゃ何か言ってるんですよ。


スーツの男性は
なされるがまま、


無気力で
相変わらずボーっとしていて。


で、私は
道の反対側から近づこうとしましたらね、


今度は
通りすがりの運送屋さんの方が
すごく忙しそうにしながらもその二人に声をかけましてね、

事情を聞こうとしておりました。


私も到着して声をかけたんですが、


もう私服の男性の方は、手を胸ぐらから離し
なにやら運送屋さんの方と話し、若干落ち着いてる様子でありました。


で、スーツの方は、


何も言わずに、トボトボとまた歩いていっちゃったんです。


そして、ふと周りをみると
この一部始終をスマホのカメラで撮っている人もいました。


特にそれ以上のことは起きなかったわけですが。

とある春の夕暮れ、道端でそんなことがありました。





あのスーツの男性は
仕事でなにかあったのかな、

あるいは、よっぽど疲れていたのかな、

なんと声をかけ
どう接するのが正解だったかな、


あの私服の人も
そんなに怒らなくてもよさそうだけど
でも、あの私服の人だってなにも悪くないし
もしかしたら、むしゃくしゃしてたのかもしれない、


などなど、
私はいろいろと考えを巡らせていたわけですけどね。


疲れ果ててるように歩いている人、
ぶつかって怒っている人、
止めに入る忙しそうな人、
それを周りで撮っている人たち、


そのシーンの中にいた私。


なんだか、
こんな登場人物でとても印象的なシーンで
記憶に強く残りました。


いったい何があったのか
どんな出来事だったのか
さっぱり私にはわかりませんが、


これを題材に、物語でも書けそうな
本が書けそうなほど、
印象的だなぁっと感じます。


あえて「シーン」という言い方をしましたが、


いまの現実社会を
まさに象徴しているかのように
思ったんですよね。


この社会で生きてる人がいて
それに反応する人がいる、

それに関わる人がいる、
そして、それを見ている人がいる。


私は今そのことを書いている人、
なわけでありますが、


もちろん、どの人にでも当てはまるし
誰しもがみんな、そうなわけです。


私たちが普段体験しているこの世界って、


要は、外側の、映画のスクリーンのような
「シーン」を見ている、とも言えますよね。


見ている、というか
その中にいるというか。


で、
スマホでシーンを撮っている人もいたわけですが、


目の前のシーンと
自分の内側の、例えば、自己理解、アイデンティティ、
心のこととか、本当にしたいこと、気持ちや思いなど、

どんどん垣根がなくなっているように感じるのです。


本来、
内側と外側って全く別物で、


なんというか、
”同じスクリーン上で考えられないもの”
だと思うんですよね。


けれど、
外側の世界、映像に慣れ過ぎてしまって

一緒になっちゃってるといいますか。


…ちょっと話が
飛躍し過ぎてますかね…。笑


なんとなく言いたいこと
伝わるかな…。



いつもありがとうございます。
あつし


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