7月22日 市場サマリー

  1. アジア

    • 株価上昇/ドル上昇/金利横ばい/原油上昇/金下落

    • アジア株価は上昇米国の決算好調な結果を受け楽観的に。

    • 中国株式市場はほぼ横ばいで引けた。新型コロナウイルスの流行や不動産部門のリス クを受けて中国の経済成長見通しに対する懸念が浮上した。

    • モルガン・スタンレー新型コロナの感染状況のほか、住 宅ローン返済を巡る混乱を指摘。

    • 未完成物件に対する住宅ローンの返済を拒否する動きが全国的に広がったこ とを受けて不動産部門に対する懸念が再燃

  2. 欧州

    • 株価上昇/ドル下落/国債利回り下落/金上昇/原油下落

    • エネルギー供給不足への懸念が和らぎ、 大幅な金利上昇やイタリアの政治危機を不安視する投資家に安堵感を与えリスクオンに。

    • ただこの日の経済指標では英国以外のPPIでの結果がネガティブだった事を受けて景気後退の懸念を増幅させた。

    • PMIの結果を受け前日の利上げからこれ以上金利が上がらないだろうと景気後退の懸念にバイアスが傾むき国債金利が下落

  3. NYC

    • ドル上昇/株価下落/金利下落/コモディティ下落

    • FRBパウエルの発言で米経済がリセッション(景気後退)入りする可能性を懸念して米国債の利回りが低下した。

    • パウエルは景気後退の中インフレに全力を注いでいるとの発言。このことを受けて株価が下落、リスクオフに傾いた。

    • FRBによるインフレ抑制に向けた積極的な金融引き締めが成長を鈍化させるという懸念が強まった

    • バイデン米大統領が高ガソリン価格を踏まえ、9月末までガソリン税を停止するよう議会に要請すると表明。原油価格が下落したことも債券価格を支援した

    • 米国の景気後退に警戒感が広がる中で原油(コモディティ)も売られた。

格マーケットのポイント

  • 中国不動産問題、コロナ

  • 欧州エネルギー供給不足への懸念が和らぎ

  • 欧州製造業PPIでのネガティブな結果での景気後退感

  • 欧州景気後退で金利あげれず

  • 米国景気後退リスクがあっても物価抑制に全力を傾けているとした。欧州とは違い利上げに対する躊躇さのなさ。

  • 米国経済需要が想定以上に速いペースで鈍化している兆候がデータで示されれば、7月のFOMCで50ベーシスポイント(bp)の利上げを、さもなければより大幅な利上げを支持する。

  • 9月には50bp引き上げる見通し。25bpへの利上げ幅縮小は早くても11月と予想されている。

来週の経済指標

  1. 金融政策会議議事

  2. 録日本円SPPI

  3. 日本円日銀コアCPI

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