8月2日 市場サマリー
アジア
中国株式市場は下落。ペロシ米下院議長が 2日に台湾を訪問すると伝わり米中間の緊張が高まった
オーストラリア準備銀行(RBA、中央 銀行)が積極的な利上げ姿勢を緩めたが、コモディティー(商品)相場の軟調でリスク選好地合いは抑制さ れた。
欧州
ロンドン株式は続落して取引を終えた
ペロシ米 下院議長の台湾訪問によって米中関係が緊張するとの懸念が再燃したのが売りを促した。
中国が自国領土と主張する台湾をペロシ氏が訪問すると「米国は代償を払うことにな る」と脅していたのを背景に、リスクオフ資金を株式からより安全な資産へ移した。
続落して取引を終えた。製造業の指標が世界的に低迷して景気減 速の懸念が高まった上、台湾を巡る米中間の緊張の高まりに市場は神経質な反応を示した
米中間の緊張激化に対する懸念から取引序盤には債券など安全資産に資金が向い国債利回り上昇
NYC
米利上げが当面継続する可能性を示唆する連邦準備理事会(FRB)当局者の発言を受けた動きでドル買いへ
幅続伸した。米中の関係悪化が懸念される中、安全資産とされる金買いが先行したものの、ドル上昇に伴う割高感に押され、終盤に上げ幅を大きく縮小した。
不安定な地合いの中、続落して取引を終了した。ペロシ米下院議長の台湾訪問を受け、地政学的な緊張が高まった。
市場のまとめ
ハト派とされるサンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁とシカゴ地区連銀のエバンス総裁の2人と、今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つクリーブランド地区連銀のメスター総裁は、経済活動にブレーキをかけ40年ぶりの物価高に歯止めをかける水準まで利上げを継続する方針を巡り、FRBが引き続き「断固として、完全に一致団結している」ことを示唆した。
ペロシ米下院議長の台湾訪問を受け、地政学的な緊張が高まり
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