『明治神宮大会で見つけた光る高校球児~3~』

 今年最後の配信となります、倶楽部Baseball-Station。

 明治神宮大会で見つけた光る高校球児、最後は1年生右腕、天理の達君です。

 1年生ながら192cmの長身投手。

 中学時代からジャイアンツカップに出場し、前評判が高かった投手が神宮大会で全国に更に名を轟かせました。

 長身投手となると、まずイメージするのが速球派投手。ストレートでガンガン押すイメージがあると思います。

 しかし達君の投球を見てまず思ったのが、『巧い』という印象です。

 1年生とは思えない、マウンドでの落ち着いた投球。

 ストレートでガンガン押すのではなく、コースに丁寧に、丁寧に投げ、変化球で巧くかわす。そのような非常に巧い投手でした。

 球速はMAX141km/hと、そこまで速くありませんが、まだまだこれから速くなっていく可能性は大ですから、それよりも先にこの投球術の高さを習得している方が私は非常に将来有望だと思います。

 40歳くらいまでプロで活躍できる能力が彼にはあるように、私は感じます。

 もちろんフォーム的に課題はありますので、その課題を今後改善しながら順調に成長していって欲しい投手ですね。

 明治神宮大会でも、

 では達君のフォームをご覧下さい。


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