Blog - 2023/10/01 Web版Photoshopの生成AIで写真を生成してAdobe Expressと同期する
ブラウザーで使用するWebアプリ版のPhotoshopがやっと正式版となり、生成AI機能も搭載されました。ブラウザーで手軽に使えるPhotoshopですが強力な仕様となり、デスクトップ版と併用可能なレベルになりました。
コンシューマー向けのPhotoshopとしては、Photoshop ExpressやPhotoshop Elements(※Creative Cloudの製品ではありません)などがありますが、Web版のPhotoshopはiPad版に近いレベルに進化していくと思います。デスクトップ版の代替にはなりませんが、生成AI機能を実装したプロトタイプツールとして十分役立つ仕様になっています。
今回は、コンシューマー向けのAdobe Expressと同期させてみましょう。
Web版のPhotoshopの起動方法:
Web版Photoshopに対応しているブラウザーを起動して、アドレス入力欄に「photoshop.new」と入力して開いてください。Web版Photoshopが起動します。
Google Chrome および Microsoft Edge バージョン 102 以降(64 ビット)、ならびに Firefox バージョン 111 以降に対応(2023年10月現在)
モバイルのブラウザーでは編集作業ができません(2023年10月現在)
古いPCでは動きません。詳細をご覧ください(参考:Photoshop web 版の必要システム構成)
正式版を初めて開くと、以下のようなポップアップが表示されます。
Photoshopで素材となるイメージを生成
新規ドキュメントを作成します(ここでは「1920 x 1080」に設定)。操作方法は、デスクトップ版のPhotoshopと同じです。
command (Ctrl) + A を実行して全てを選択すると、コンテキストタスクバーに「生成塗りつぶし」が表示されますのでクリックします。
テキストプロンプトを入力して「生成」をクリックしてください。
イメージが生成されました。ここもデスクトップ版Photoshopと同様にプロパティパネルに生成イメージが表示され、削除したり、追加生成することができます。
Web版Photoshopのドキュメントは自動的にクラウド保存されます。
Adobe Expressで作品制作
Adobe Expressを起動して、サイズ指定でドキュメントを作成します(ここでは「1920 x 1080」に指定)。左側のサイドバーの「プロジェクト」をクリックします。
「ファイル」カテゴリにPhotoshopの小さなアイコンが付いたサムネイルが表示されていますのでクリックしてください(Photoshopで生成したイメージです)。
ドキュメントに配置されます。左上角にの青い「鎖」アイコンが表示されています。これは、クラウド経由で同期しているという意味です。
サイズを合わせたり、デザイン要素を加えて、作品を完成させます。
Photoshopで生成イメージを変更する
Wen版Photoshopで生成したイメージを変更します。テキストプロンプトを変更して、新たに生成してもかまいません。
Web版Photoshopは自動保存なので、数秒待つとAdobe Expressの画面に「リンク素材が変更されました」と表示されます。
「更新」をクリックするとPhotoshopで実行された変更が反映されます。
Web版Photoshopで変更したイメージに変わりました。クラウド経由で同期していることが理解できたと思います。
Adobe Expressでグラフィック制作を行う際、素材イメージに高度な処理(詳細な切り抜きや補正など)が必要な場合は、Web版のPhotoshopを連携させましょう。
プロではないコンシューマーユーザーにとって強力なワークフローになります。ぜひ試してください。
プロユーザーの方々も手軽にプロトタイピングできる便利なクラウドツールとしてWeb版Photoshopを活用してください。
作業のダイジェストビデオ[再生時間:33秒]
更新日:2023年10月1日(日)/公開日:2023年10月1日(日)
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