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要調査!コロナ死の計上方法

昨日、西脇・京都府知事の記者会見に参加し
コロナ死の計上方法について質問した。

「昨年6月の厚労省の事務連絡によって、PCR検査で陽性判定を受ければ、その後コロナ以外の死因で亡くなった人もコロナによる死者とカウントされていますが、果たしてこれは、政策判断に使える数字でしょうか?」と冒頭、聞いたところ、

知事は「厚労省の6月の事務連絡については詳細を把握していない」とのことだった。

この事務連絡を初めて聞く方に向けて説明すると、

これはQ&A方式になっている文書で、

「新型コロナウイルス感染症患者が死亡したときに都道府県の公表する死亡者数は、どうすべきか」という問いに対して、

「新型コロナウイルスの感染症の陽性者であって、入院中や療養中に亡くなった方については、厳密な死因を問わず、『死亡者数』として全数を公表するようお願いいたします。」と答えているもの。

つまり、ひとたびPCR検査で陽性判定が出れば、その後にどんな亡くなり方をしても「コロナの死」とカウントされるのが現状。このような計上方法ではコロナの死の脅威など分からないだろう、というのが今回の問題意識だ。


さて、質問の中で一昨日の国会でのやながせ議員の質疑を引き合いに出した。

やながせ議員が「PCR陽性で交通事故による死者はコロナ死になるのか?」と質問し、田村厚労大臣が「交通事故による死者は多分コロナ死にカウントされていないだろう」と答弁したことに触れ、

「多分で済まされる問題でもないので、京都府の方でこの件の調査をお願いできないか?」と質問。

知事の返答は「大臣の答弁を把握していないので、お答えできる立場ではない」という趣旨のものだった。


その時、瞬時に切り返して、6月の事務連絡の以下の文言に触れて、

「なお、新型コロナウイルス感染症を死因とするものの数を都道府県が峻別できた場合に、別途、新型コロナウイルス感染症を死因とする死亡者数を内数として、公表することは差し支えありません。」


という指示になっているが、この点を踏まえてどうか?と、
内容も丁寧に説明しながら質問できたら
もしかすると違った展開があったかもしれない。

自身の力量不足を痛感しているところだが、
この問題については引き続き追及していきたい。




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