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聖路加国際病院にて無痛で出産した話

posted by soda(3歳男児、0歳女児)

2019年10月、聖路加国際病院にて第二子を出産した。

出産にあたり譲れなかったことは「無痛分娩」であること。第一子は用賀のマザーズクリニックで計画無痛出産だったので今回もと思っていたのだけれど、体調の面などで問題があり総合病院を勧められ泣く泣く諦めることに。マザーズクリニックと同じように計画無痛ができて、母子別室(同室じゃなくて別室。預けられることが重要だった)、綺麗、個室…など希望はたくさんあったのだけど、総合病院でこのすべてを兼ね備えているところは山王病院バースセンターのみで、そこはあっというまに満床になっていた。あとで聞いたら、妊娠5週目くらいで電話しないと全部埋まっちゃうらしい。泣ける。5週目なんて妊娠に気づいてないよ!

無痛で総合病院、どこがいい?

計画無痛ができるのは順天堂と衛生病院なのだけれど、家から遠かったり待ち時間が長かったり、どうも私には利便性が悪い。衛生病院は妹も友人も出産していて、良かったという話は聞いているのだけどいかんせん遠い。悩んでいるうちに妊娠週数は進んで行き、このままじゃ病院難民になってしまうと思い、条件を減らして取捨選択したところ残ったのが聖路加だった。

結論からいうと聖路加での出産はとてもよかった。

聖路加の無痛は陣痛を待ってからの麻酔投与で、さらに私は第二子だったので進みが早かったこともあり完全無痛とはいかなかったのだけれど、それでもまあ、どうしても耐えられないほどの痛みではなかった。痛いといえば麻酔は追加してもらえるし、こまめに麻酔医の人がきて状況を確認してくれるので安心感もある。本当に完全に無痛じゃなきゃやだ!という人は計画無痛ができる病院をおすすめするけれど、ちょっとくらいなら痛くても耐えられそうで、でも病院にはこだわりたいって人には聖路加はとてもいいと思う。

まず病院が綺麗。

ともすれば暗くなりがちな病院だけど、病棟が新しめで明るいせいか、それともキリスト教のなせるわざなのか(ちょっとこじつけだけど)全体的にポジティブな雰囲気が漂っている。個室は狭いけれど快適だし、まあ赤子と自分が寝ている程度なので、不便を感じるとしたら来客のときくらい。比較対象がマザーズクリニックなので狭く感じてしまうけど、病院の個室なんてあんなものだろう、と思う。

担当医制で、待ち時間が短い。

検診などでの通院は、曜日が固定される。たとえば月曜と決まったら月曜でずーっと同じ先生が出産まで見てくれる。仕事をしているとそれがちょっと不便ではあるけれど、同じ先生が見てくれている安心感はあるし、なにより待ち時間が短いのはいい。何かあったら他の科を紹介してもらえて受診できるので総合病院の安心感は大きい。

出産後に神父さんがお祈りを捧げてくれる!

出産後っていっても、直後ではなく退院するとき。やって欲しい人と、そうでもない人といるだろうけど、私はすごく感動した。同じ時期に退院する人たちが集まって、賛美歌をうたって、お祈りを聞いて、ひとりひとり神のご加護があるよう祈ってもらえる。部屋全体が静かな愛にあふれ、とっても敬虔な気持ちになってしまい、ふだんは全然神様にご縁がない無宗教な生活を送っているくせに感動して涙しました。産後、センチメンタルだったしな。

このほかにも、もちろん入院中のケアは素晴らしいし、ご飯もふつーに美味しいし(感動するほどではないが)、快適な入院生活が送れたと思う。出産って何回もあることじゃないし、お金もかかるから病院選びは絶対後悔したくない! 聖路加の無痛を何回も調べたのに、あんまり検索にひっかからなかったからnoteに書いてみました。

二回めの出産は余裕もあったせいか、感動して命の尊さを感じまくったなあ。ちょっとだけ痛かったのも今となってはいい思い出で、尊さに拍車をかけている気がする。2人育児が始まって、日々てんてこ舞いのため記憶も薄らいできてるけど、なんとなくあの”感無量!”な感覚はまた体験したいなと思う。

子育てが大変すぎて、現実的に3人めはないけれども。出産は尊い。


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