メギド72：ケチャ・ラジャを狂炎で焼く

大幻獣ケチャ・ラジャは、イヌーン（ウトゥック）加入で解禁されるエネミーで、通常時は「火ダメージ＋突風による攻撃型」、大協奏時は「無敵化＋大協奏維持を邪魔する妨害型」にシフトするという性質を持つ。

想定された倒し方は「協奏ＰＴを編成し、大協奏からの響撃ダメージで無敵貫通して倒す」か「火ダメージ攻撃に対策しつつ、高防御力を貫いて倒す」であるが、前者はアジトにいるメギドの内訳によっては、意外に難しかったりする。

そして、協奏を用いない後者の倒し方の場合、「高防御力を貫く」攻撃手段はさまざまが、その中でも特に有効なのが「狂炎」である、というのがこの話の趣旨である。

■なぜ協奏で勝つのは（人によっては）難しいのか

まず前提として、ケチャ・ラジャは、防御力が高い（ＥＸで３０００台）ので、普通の手段でダメージを与えるのは難しい。そのため、これを貫く攻撃手段を確保することが、ＰＴ編成の条件になる。

そんなケチャ・ラジャへの攻撃手段を誘導しているのが、大協奏時の特性「響撃ダメージが４倍になる」だ。これを見れば、誰でもまずは「協奏ＰＴを組んで、響撃ダメージの技で攻撃しよう」という考えになるだろう。

ただし、妨害型のときは無敵になる（あとサンバを踊りだす）ので、響撃ダメージ（無敵貫通特性持ち）以外は通らないという点が問題だ。協奏ＰＴというのは、必ずしも響撃アタッカーばかり起用しているわけではない。

大協奏は、範囲攻撃ならばダメージ種別不問で攻撃バフがかかる、意外に受け幅の広い特殊状態だ。ゆえに、協奏ＰＴを愛用しているソロモン王でも、そのＰＴのメインアタッカーが響撃ダメージ使いではないこともある。そういうＰＴの場合、愛用の協奏ＰＴを軸にしてもケチャ・ラジャ戦には起用しにくいということになる。（あと、意外とケチャ・ラジャの妨害が厄介で、大協奏の維持がやや崩れやすく、そうなると一気に防御の脆さが出るのも厳しい）

■ケチャ・ラジャと狂炎

で、狂炎である。狂炎は下記で触れた通り、敵の防御ギミックを無視することに長けた戦術であり、ケチャ・ラジャ戦は地形有効＋防御ギミック使いなので、ここでも効果を発揮する。（狂炎自体の基本的な話は以下）

なお、現時点（2020/11/23）で弊アジトにタムスはいないので、タムス軸の狂炎ＰＴでも同じ感じに立ち回れるかは分かっていない。アイツ、プロメテウスと組むと本当にえげつない動きするよね。

■具体的なＰＴ編成の話

大協奏によるシフトという特性に惑わされるが、大幻獣の法則「大幻獣攻略には、ひとつ前にシナリオで加入したメギドが活躍する」の通り、この戦いにおけるキーは、リヴァイアサンだ。ということで、編成は以下の通り。

LT：アイム（バースト）＋キャスパリーグ
　炎上＋延焼役。奥義で全体炎上し、スキルで延焼する。
LG：ロノウェ＋サタニックリブラ
　盾役。苛烈な攻撃相手に特性が意外と活きる。
C：リヴァイアサン＋ファロオース
　防御支援役。ＭＥで覚醒支援して、覚醒スキルで「海魔の加護」する。
RG：クロケル（バースト）＋番犬ロクサーン
　支援役。スキルで後列の覚醒支援。
RT：フィロタヌス＋地龍アテルラナ
　狂炎役。奥義で炎上を狂炎にする。

▼パーティの挙動：１ターン目

目標はリヴァイアサン、アイム、フィロタヌス（優先度順）の覚醒。全員後列なので、クロケルのスキル【応援です！】で一気に覚醒を狙う。ＭＥ踏んでるアイム、フィロタヌスはワリと楽。ここでリヴァイアサン、アイムが覚醒リーチまで行けると理想的。

ここの積み方、２ターン目の初手にクロケルにスキルを積めば覚醒できるので、アイムをゲージ４でリヴァイアサンを覚醒させるより、両方ゲージ５の方が（基本的に）安定する、というのは稀に判断基準になる。

▼パーティの挙動：２ターン目

目標はリヴァイアサンの覚醒スキル【溟海游宴】、アイムの奥義【炎天の煌めき】、フィロタヌスの奥義【マスオブフレイム】（優先度順）。全部できれば理想的だが、無理なら優先度順に。

また、余剰フォトンの優先度は（ロノウェのＨＰが半分以下なら）リヴァイアサンのオーブ【ファロオース】で回復、（狂炎化済みなら）アイムのスキル【強火クッキング】での延焼、（海魔の加護済みなら）リヴァイアサンの再覚醒、といった辺り。

▼パーティの挙動：３ターン目以降

「海魔の加護」さえ貼れれば、ケチャ・ラジャの攻撃はかなり楽になる。火ダメージなので通常よりも軽減できるし、突風が付与できないので火ダメージ倍増もない。ロノウェのＨＰはもう（それほど）気にしなくていい。

あとは、全体炎上地形を全体狂炎地形に上書きしたら、適宜回復を挟みつつ、火ダメージによる「延焼」を行っていけばいい。狂炎は耐久なので、基本的には地形維持ができる程度の「延焼」でも差し支えないが、大幻獣は周回速度も大事なので、一気に火ダメージを投入して強火で焼きたい。