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第三回ゲームレビュー「カリギュラ2」

今回紹介するのは開発ヒストリア販売フリューのカリギュラ2


仮想世界に囚われた人たちが現実ではないと気づいて帰宅部を結成し現実に帰るジュブナイルRPGです。

前作のカリギュラODはトロコンするぐらいにはやっていました。がネタバレなしでレビューします。ゲーム進捗ゲームクリア&トロフィーコンプリート まず本作の魅力

①ストーリーとキャラクター 導入が不思議な場所とリグレット 平和な学園生活 薄気味悪い光景 武器発現の演出など気になってくることが次々と現れます。真実告げられても見ても戸惑い、情報を集め話し合い対話し初めて信じて目指すべきことがわかり団結力が増していく描写、初見ダンジョンでは画面左下に帰宅部メンバーの雑談が時に流れ笑いを誘い、帰宅部のキャラエピソードはほとんどがそれなりの後悔を抱えていて踏み込みそれを解決して終わりどれも人間臭くてとてもいい

②戦闘面とbgm イマジナリィチェインというシステムで行動決定すると命中前提の未来が見え使ったらどうなるかと使うタイミングが選べさらに相手の行動内容もわかり安全に潤滑に戦闘を進みやすく今までにない戦闘システムで新鮮味が心地いい。ダンジョン探索中は敵の楽士の魅力あるボカロp作曲インストゥルメタル、戦闘はインストから直接歌付になり戦闘する円形の回りにボカロmvのような歌詞の一部と演出が映し出され選択肢決めず眺め続けてもいい出来でダンジョンクリアする頃には歌詞をある程度は覚えられます。さらにボス戦は楽曲のリミックスとなっている為高揚が止まらないままボスに挑戦することができる。

③因果系譜  同じように囚われた人たちにもやり直したこの世界において人間関係ドラマがありその人たちの依頼を受けパシリとして見届けていくのも簡易ドラマ見てる気分でいい。禁断の〇〇・布教・異色恋愛・不良物語・業務話など似た話が全くなくパシリなのに続きが見たくて見たくて気づけば完遂している。進めるには条件があるがゲーム進行していけばクリアはたやすい。親密度maxになった相手のプロフは更新され後悔した内容が見れて納得の出来である

本作の欠点 ①ダンジョンが長い そこまで迷う構造ではないが回り道と小部屋がかなり多い印象があり、それがゲームを遊ぶ上でのサクサク感を半減させている。  

②クエスト必須のティッシュ入手難航 個人クエストにおいてティッシュが必要な人がいるが入手手段がNPCからもらえるくじで回せるレコードBGM&話の話題ガチャのハズレ景品のみ。しかもこのガチャはやたら当たりが出やすく必須のティッシュ入手しきる前に大当たりが全て当たってしまうことがある。こうなると親密度Maxからくじもらうパシリゲームになってしまうのも難点 一応誰でもテッシュ完遂できてはしまうが長い。※アップデートにて必須個数がかなり減った模様

③グラフィックが少し古い 綺麗な風景が多くはなくたまに粗が見える。があまりに綺麗にしすぎると仮想世界観がなくなる思うのでグラフィックにこだわる人でなければ及第点

多いと思われる疑問

Q前作知識必須なのかよくわからないのですが実際はどうですか? A前作も似たような舞台だったこと、ストーリー内とキャラエピソードで簡易的に説明されるのでいらない それでも知りたい方はカリギュラODとカリギュラ小説どうぞ。ただしカリギュラODはミュウが悩みを持つ自らの歌を気に入ってくれた人を無差別に取り込んだ仮想世界で主人公サイドの帰宅部が勧善懲悪傾向強いため注意 

Q敵が好きになる体質で楽士の後悔気になる(´・ω・`) Aストーリークリア後クリアデータをロードすればわかるよ

総評 欠点はあれどやり込みそこまでしなくてもクリアは可能でダンジョンの長さを除けば帰宅部や楽士達の悩みと対話とストーリー上の敵の戦略、戦闘が歌詞付きで気づけばハマっている面白さ、因果系譜にある数々の小規模ドラマなど面白い要素がかなり詰まっています。前作評価イマイチでしたが今作は改善されている点が多く質の良い学園系RPGになっています。新鮮味のあるRPGを楽しみたい思ってる方は是非どうぞ

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